今回のフジテレビとライブドアの件は、フジテレビとニッポン放送の経営陣、そしてその従業員が甘え過ぎているように思えてならない。 何の根拠も裏付けも無いことを、自分たちで勝手にルールだと思っていたんじゃないかと。
1.マスコミは叩き過ぎじゃないの?
守らなければならないルールでもなく、ただ、なんとなくそうやっていたら、次の人も同じようにやっていくうちに、何でそうやるようになったのかも判らなくなって、それが暗黙の了解になってしまう。 それを疑問に思い、新しいやり方を試す人が出てくると批判される。
学生のクラブ・サークル活動とか、会社の仕事とかで、似たシーンを見かけませんか。 何でそうやるの?と疑問に思う跳ねっ返りが批判されるシーンです。 でも、そいつの言うことは正論だったりしてね。 自分たちがルールだと思っていたことが通用しないとき、話の合う仲間を集めてそいつを批判する。 そんな状況に思えます。 既得権益が大きいほど、批判も抵抗も大きい。
公共、公共って言ってるけど、そんなに公共でもないじゃないか。 昔は、サラ金地獄なんて特集を組んだりしていたけど、サラ金が消費者金融とかって皮をかぶってスポンサーにつくようになった途端、そんな批判番組は消え去った。 スポンサーの意向と視聴者ウケが全てでしょ。 つまらないヘボ番組が多過ぎて、今はスカパーばっかり見るようになった。
2.株主を選ぶ権利があるのか?
ニッポン放送の経営陣とか、従業員がライブドアが資本参加するのに反対の意思を強く示している。 そんなのおかしくないか? 曲がりなりにも上場してるんだから、自分たちで株主を選ぶ権利はないだろう。 そんなの株式市場の公平性に著しく反する行為だ。 買われたくなければ買えないくらいの高値にするよう努力するか、安定株主を増やしておくべきだった。 甘すぎる上に、株主をバカにしているように思えてならない。 会社は従業員のものでも経営者のものでもない。 会社は株主のものだ。 それが資本主義、株式会社の大原則だろうに。
3.買収でニッポン放送が傾いたら?
いいじゃないか。 ラジオ局の一つや二つくらい潰しちまえ。 そこで新しいラジオ局を誰かが作ればいい。 今の形を堅持する必要なんて無いだろう。 もっともっとラジオは変われるはずだよ。