サイトアイコン ナカヤン.jp

SIMカッターでガラケーの通話専用SIMをカットしてDSDS機で使う

auからソフトバンクに乗り換えた話で触れたけど、今の愛機Zenfone3(ZE552KL)はDual SIM / Dual Standby(DSDS)に対応しているので、データ通信専用の格安SIM+ガラケー用の通話専用SIMの2枚を挿すことができる端末だ。

Dual SIM / Dual Standby(DSDS)は読んで字の通りで、2枚のSIMカードを装着して、それぞれで待ち受けすることが可能という機能だ。 ただし、下記の通り2枚のSIMを自由自在に使えるという訳ではなく、両方で同時にデータ通信はできない製品しか今のところ無いらしい。ちなみに、Zenfone3(ZE552KL)は3G回線で通話しながら、4G(LTE)回線でデータ通信が可能だ。

Dual SIM – 特徴
Single Standby
(DSSS)
・2枚のSIMで同時に待ち受けできない。
・使いたいSIMを手動で有効にする。
Dual Standby
(DSDS)
・2枚のSIMで同時に待ち受け可能。
・片方のSIMが通信中の時は、片方のSIMでは通信ができない。
・2G+3G/4Gなど、組合せに制限がある端末も多いので要注意
Dual Active
(DSDA)
・2枚のSIMで同時に待ち受け可能。
・片方のSIMが通信中でも、片方のSIMで通信可能。

さて、いざ通話専用SIMをDSDSスマホに挿そうと思っても、そこにはSIMサイズの違いという大きな難関が立ちはだかる。

ちなみに、SIMサイズは3種類ある。

で、使いたいサイズはコレ。

つまり、通話専用SIMの標準SIMを、Microかnanoにカットしないといけないってことだ。 ところが、ソフトバンクでは単なるSIMサイズの変更は受け付けてもらえないらしい。 そりゃそうだよね。 だってその端末で使えるSIMを挿しているのに、それをサイズ変更したいとか、別の端末に挿したいって言ってるも同然。

と言うことで、SIMサイズを変えるには、自己責任でSIMカッターなり、ハサミなり、カッターナイフなりを使って切り出してやるしかない。

たびたび使う物でもないのだけれど、オススメはSIMカッターだ。 確実にキレイに仕上がる。 友達が持っていたらラッキーだけど、そうでなければコレあたりを買ってしまおう。

調べたところ、失敗したらショップに行ってSIMを紛失したと言えば3,000円で再発行してもらえるそうなので、意を決してチャレンジしてみることにした。

さぁ、さっそく切るよ! カットするよ! レッツちょきちょきー!

まずMicroSIMにするので、表面の大きなSIMのマーク側を使う。 角が斜めになっている方向をしっかり確認しよう。 ここで向きを間違えると南無阿弥陀仏だ。

仕組みは紙の穴開けパンチと同じで、形が○じゃなくてSIMカードの形をしているだけ。

標準SIM→MicroSIMのスロットと、MicroSIM→nanoSIMのスロットがあるので、順番にカットしていこう。 最終目標はnanoSIMだ。

まずは標準SIM→MicroSIM。 SIMカッターの枠には若干のガタがあるので、セロテープでずれないように止めてから、躊躇すること無く一気に打ち抜くと上手くいく。

ほれ、ばっちり打ち抜けている。 爪用のヤスリで軽くバリを取って、壊れていないか端末に戻して動作確認。

問題無ければ、次はMicroSIM→nanoSIMだ。

この段階で金属部分が少し切れて、端っこの黒いところも残っているように見えてドキドキしたけど、よく見るとちゃんとうまく打ち抜けている。 同じようにバリを取って動作確認。

キター!!!! まだちゃんと設定してないけど、ばっちり認識している。 画面上部のアンテナピクトも、ちゃんと2枚分が表示されているね。 なお、Zenfone3(ZE552KL)はSIMを2枚挿すと、MicroSDカードが使えないよ。

よし、通話もテストしてみよう。 DualSIMなので、どちらのSIMで通話するか選べるようになっている。

ちゃんと通話できることを確認したら、無事に完了!!

これで、24時間通話し放題&データ通信3GBのスマホが、本体代金を除いて1,884円で持てることになった。 通話SIMだけ3年縛りだけど、同じ端末を3年も使い続けなきゃならないのではなくて、またDSDS端末に買い換えればSIMを差し替えて使い続けられるから、端末選びの自由度はキャリア契約とは比べものにならない。

元のガラケー(301SH)の中古相場は高めなので、ヤフオク!に放流しようかとも思ったが、スマホが壊れた時の事を考えると手元に端末が無いのはちょっと不安だし、他の安い端末を買っておくのも良いかも知れないな。

また、今回は通話専用SIM+格安データSIMだけど、私用SIM+仕事用SIMなんて組合せも可能なので、自分の使い方に合わせて考えてみると良いね。

知ってさえいれば、携帯やスマホはもっと安くて便利になるよ!

モバイルバージョンを終了