千葉県の君津近辺のオートキャンプ場はどこも高くて、思ったほどロケーションが良いわけでもなかったりしたので、今回はお値段が安めのキャンプ場を探してみた。
ちなみに、かずさオートキャンプ場は値段以上に快適だった。 湧き水とせせらぎが素敵だったな。 だけど、今回はさらに安値を狙う。
今回のキャンプ場は、昔ながらの古き良き昭和テイストのキャンプ場、亀山湖オートキャンプ場だ。 ソロだと一泊3,000円くらい。
Yahoo!カーナビだと確実に迷う
行くか行くまいかを悩んだ挙げ句に午後になって出発したけど、まさかYahoo!カーナビで全く違う場所に案内させられるとは思わなかった(笑
本来の場所は下記だ。
ところが、Yahoo!カーナビだと上の地図のだいぶ左側、亀山湖のハート型の島の下側を示されてしまう。
Yahoo!カーナビは時々こうしたことが起こる。 地図の精度の問題なのだろうか。 亀山湖オートキャンプ場に行くなら、Googleマップを必ず確認するべきだね。
この亀山湖オートキャンプ場は、久留里を過ぎてしばらく走ったところにある亀山湖の近く。 久留里からの道すがら銘水もあるので、給水していくと良いかもしれないね。
表通りを曲がったら、すれ違いもできないような隘路を突き進んだ先にある、素朴な自然派キャンプ場といった佇まいだ。 ところどころにすれ違い用の待避スペースがあるが、側溝に蓋が無かったり、先が見通しづらかったりで、運転に自信が無い人は戸惑うかもしれない。 入り口の登り坂も中々に急坂でワイルドだったぜぇ。
必要最低限、だけど素朴で楽しい。
入り口の急坂を上がると、そこに管理人室がある。 管理人さんはお一人なので、サイトを見回っている時もあるから、そこは気長に待つか、ちょっと散歩がてらサイト内を見て歩くのも良いだろう。
サイトマップはこんな感じ。 見て歩くってほど広くないので、周りの人に聞けば管理人さんもすぐに見つかると思うよ。
管理人さんは定年後にこちらを始められたそうだけど、お一人でやってるので細かいところまでは手が回らないんだろうな。
倉庫も荒れ果てた状態だ。
サイトは大きく上下2段に分かれていて、電源サイトもある上段は日当たりもまぁまぁ。
雰囲気としては子連れが多いのかな。 お手製の遊具で楽しそうに遊ぶ子供達の声が、昼間はサイト内に響いていた。
今回は下段、それも土曜の夕方だったので、空いているところならどこでもいいよ、とのことで端っこを選択。
独りだからゆっくりのんびりしたいからね。
では、サイトを見て回ろうか。
水回りは1カ所に集中
管理棟の下側には、水回りが集中している。 シャワー、トイレ、炊事場が一緒になっている。
逆側、フリーサイト側から見るとこんな感じ。
表側がシャワー、内側にトイレ、端っこに炊事場という作りになっている。
トイレと炊事場の間の壁に、サイトの注意書き。
炊事場はお湯が出ないっぽいが、まぁ何とかなるでしょ。 左側の壁にはコンセントがあり、充電用に開放されていたので、子供達がDSとかやってるのは笑ったな。 ここまで来てやるか、ソレ(笑
トイレは無論ウォシュレットなんて無い。 女性用は知らないけど、同じじゃないのかね、たぶん。
決して綺麗ではないが、汚くもない。 手入れはちゃんされている。
男性用はあえてピンボケ。 夏場だとわからないが匂いは無かったよ。
シャワーはいつでも使えて便利だね。
サイト内にはいくつか炭捨て場が用意されている。
値段が安いと民度が下がる説がまたもや
過去の経験上、値段が下がるほどにキャンパーの民度が下がる説を唱えているんだが、今回も自説を裏付ける結果になったのは残念な限りだ。
特に、バイク乗りの馬鹿が3人ほどいたんだが、彼らの無駄にデカい声がうるさくて、隣のサイトの人は大変だったろうな。 ○○は笑’Sの○○とキャンプ行ってる仲であーだこーだとか、仕事の話とか、嫁や親戚の話とか、とにかく声がデカいから個人情報だだ漏れだっつーの。
安いと馬鹿が集まる、そんな安いサイトに進んで泊まるオレも、馬鹿の一人なんだろうなぁ。 3,000円なら大丈夫かと思ったけど、残念でならない。
ちなみに、管理人さんと雑談したところでは、外国人が一番困るって話しだったな。 中国人同士でケンカを始めたり、いくら注意しても無視して騒いだりと、他のキャンパーからの苦情も含めて大分ご苦労されているようだ。
冬キャンプ新スタイルの実験
今回は冬キャンプの新しいスタイルを模索することも兼ねていて、テントは持参せずに車中泊、焚き火と薪ストーブをタープの下で使ってみるテストだった。
結果としては、スクリーン(網戸)があると焚き火の煙がキツいし、薪ストーブだと熱気が逃げやすいということで、タープ+スクリーンは良いこと無し(笑
車中泊じゃなくてテント泊なら、薪ストーブ+コールマンを使うのがベストなのは間違いない。
でも、車中泊だと話は別だ。 焚き火は絶対にやりたいから、それはタープの下でやるとして、問題はそのやり方だなぁ。 広葉樹の薪で炎が安定してくると煙も少なくなるので、最初はスクリーンを全開にして煙を逃がし、炎が安定してきたら閉じるという運用が良さそうに思える。
薪ストーブを使うなら、スクリーンじゃなくてブルーシートとかを使って囲むと良さそうなので、これはまた試してみないとな。
結論としては
この亀山湖オートキャンプ場、昨今の高規格キャンプ場と思って来ると戸惑うだろうが、昔のキャンプ場ってこんなんだったよね、値段もね、という人には満足できるキャンプ場だと思う。