コンビニから何から、カードが使えるなら少額でもカードを使う派だが、せっかくなので楽天ブラックカード(MasterCard)をメインカードにすることにした。 ただし、複数のカードブランドは万が一のために確保しておく主義で、引落口座もカード毎に変えて何らかの銀行トラブルにも対応できるようにしている。
それ以外にも、明示的に用途を分けて管理したいときもあるからね。 と言うことで、楽天ブラックカードのメリットを最大限に生かしつつ、安全なカードライフを送るための方法を考えてみた次第。
楽天ブラックカードのサブカードには何が良いのか
楽天ブラックカードに限らず、楽天カード類を持つメリットは、その高いポイント還元率が大きな理由だろう。 ポイントがザクザク貯まる、その謳い文句にも納得できるくらいポイントが良く貯まる。
できることなら全て楽天ブラックカードにまとめてしまいたいところだが、色々な理由でサブカードは持っておいた方が良い。
もちろん、メインカードは楽天ブラックカード。 正直に言えば、楽天ブランドはステータス性ではイマイチというのは否定できないが 、誰かの目を気にしてクレジットカードを選ぶような見栄っ張りでもないので、メインカードとする理由は質実剛健に単純だ。
- 取得難易度が高い実利優先のステータスカード
- 高いポイント還元率
- 幅広く使うほどメリットが高まる
別記事にも書いたが、年会費3万円を払っても、特典をうまく使うことで充分に元は取れるだろう。
安全のために複数の決済手段を持つ
冒頭にも書いたが、メインカードが使えないときのためのバックアップとなる手段は、万が一もあり得るので必ず用意した方が良い。 オレは下記のように用途を分けて、使うシーンによっても変えている。
- メインカード(楽天ブラックカード)
- サブカード(複数)
- 交通系電子マネー一体型クレジットカード
- QR決裁
- 現金
- nanaco(税金の支払専用)
できれば1と2はカード運営会社を分けて、銀行口座まで分けた方が安全だ。 だけどポイント等のメリットを考えると、利用金額を分散させることはデメリットが大きい。
何のためにサブカードを持つのか
もう一度あらためて、サブカードを持つ理由を考えたい。
- 使いたいときに使えないってトラブルは嫌だ
- どのお店でもカードを使いたい
- 良く使う店のポイントや割引を受けたい
- 使用明細を用途によって分けて管理したい
1は言わずもがなだけど、これはカード発行会社まで分けた方が安心だ。
2のカードブランドについて言えば、そもそもオレの楽天ブラックカードは国際ブランドがMasterCardなので、海外で利用できない!なんてシーンに遭遇することは皆無と思って良いだろう。 今やコストコも、American ExpressではなくMasterCardなのだし。
3はポイントや割引のために持つなら、自分の生活圏でどう使っていくかもしっかり考えておきたい。 通勤定期のための交通系カード、Yahoo!カードでヤフオクの支払やTポイント、スーパーや洋服でよく使う店、ショッピングモールのカードだと駐車場無料とかあるね。
4は1と相反するけど、できればメインカードの特典を最大限に活用しつつ、その機能を補強できると尚良い。 例えば、楽天ブラックカードの国際ブランドがMasterCardなのだから、サブカードはVISA、かつポイントや利用実績はメインカードに積まれるようなカードだ。
そんな都合の良いカードはあるのだろうか? だが、楽天ブラックカードには、ある。
サブカードとして選んだのは
サブカードを持つ理由が決まれば、それに求められる機能もおのずと決まり、その機能を満たすために必要なカードの種類や枚数も決まってくるね。
でも、実際に使うサブカードは2~3枚程度に収めて、利用実績やポイントが分散し過ぎないようにしないと本末転倒だ。
と言うことで、オレは下記のカードをサブカードとして持つことにした。
- 楽天ビジネスカード(VISA、年会費2,000円)
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(MasterCard、年会費1,000円)
- Yahoo!カード(JCB、年会費無料)
楽天ビジネスカードを持つ理由
楽天ビジネスカードは、通常のビジネスカードとはちょっと違って、こんな特徴がある。
- 楽天ブラックカードのポイント還元率と同等
- 楽天ブラックカードの利用限度額内しか使えない
- ポイントは楽天ブラックカードに合算される
- 引落口座は楽天ブラックカードは別口座
見ての通り、楽天ブラックカードの子カードのようなものだ。 まさに利用明細を分けたい人にはぴったりだ! 年会費が2,000円かかるけど、ポイント合算等を考えるとオレには作るメリットしかない。
でも、普通のサラリーマンでも持てるのか? それは後述。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOを持つ理由
東急カードを持つ最大の理由はオレの利用路線が東急線であるためで、PASMOオートチャージと、定期券一体型が魅力で作ったカードだ。 自動改札で残高を意識しなくて良いPASMOオートチャージは本当に便利だし、定期券でつくポイントは1%の還元率だし、1ポイント=1円でPASMO残高にチャージできるので無駄なく使うことができるというのが有り難い。
使う機能とそうでない機能があるけれど、これだけの機能が含まれている。
- 定期券一体型PASMO
- PASMOオートチャージ
- JALマイレージバンク
- 東急ホテルズ コンフォートメンバーズ
また、JALマイレージバンク機能の付帯として、海外旅行傷害保険(利用付帯)も付いてくる。 金額が少ないながらも、出発時の電車代(PASMO利用は対象外なので注意)やタクシー代を払うことで保険が適用されるので便利だね。
Yahoo!カードを持つ理由
Yahoo!カードは持つメリットが微妙だけど、Tポイントのためだけに持っているので、サブカードと言うよりはポイントカード用途で、そこそこTポイントを貯める機会があるためだ。 コンビニやヤマト運輸、オートバックスあたりかな。
もっとYahoo!プレミアムが割り引かれるとか、もっとメリットを強めれば良いのにな。 だって、Yahoo!プレミアムのメリットはこんなにある。
マンガや雑誌の読み放題なんて、オレの家族だったらずーっと読みっぱなしになってしまうかもしれないや(笑
ま、Yahoo!ショッピングやLOHACOで使っても3%しかポイントが付かないので、この時点で楽天ブラックカードを楽天市場で使った場合の6~7%の半分でしかない。 Yahoo!カードをクレジットカードとして使うメリットは、ほとんど無いと言っても良いだろう。
楽天ビジネスカードはサラリーマンでも作れるのか
そもそも楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードとセットになっているビジネスカードなんだが、楽天ブラックカードでも申し込むことができる。
ただし、申込手続きはちょっと複雑で、普通にWebから申し込もうとしても作ることができない。
楽天ビジネスカードのWebから申し込もうとすると、いま持っているカード番号の入力を求められるんだが、楽天ブラックカードの番号だと申し込めないってエラー画面になってしまう。 この申込経路では、楽天プレミアムカードの番号じゃないと申し込めないそうだ。
では、どうしたら申し込めるのか。
オレも散々悩んだし、楽天ブラックカードデスクに聞いても二転三転、なかなか申し込むことができなかったが、結果としては楽天プレミアムカード+ビジネスカードをe-NAVIより申し込むことで解決することが分かった。
楽天ブラックカードを持つと他の楽天カードを持つことができないので、オレが楽天プレミアムカード+ビジネスカードを申し込むと、楽天カード側で楽天プレミアムカードの申込みだけを取り消し、ビジネスカードのみの申し込みとして受け付けてくれるという裏技っぽい手続きだ。
楽天グループでの利用なら、楽天ブラックカードと同様のポイント条件となるので、家族カードを含め明細をきっちり分けて使えて本当に便利だ。
まとめ
と言うことで、楽天ブラックカードを持つことになったことをきっかけに、手持ちカードの大幅な見直しをすることになった訳だが、改めて定期的に見直しは必要だと実感。
サービスも変わっているし、当時のメリットが今のメリットとは異なることもあるので、皆さんも惰性でいま持っているクレジットカードを使うのではなく、ちょっと見直してみることをオススメします!
そして、作るなら楽天カードがオススメですよ!