ひょんなことから、渓流釣りを始めることにした。 沢登りは年に2~3回は行っているのだが、登って降りるだけで、そこから釣りとかには発展しないまま今に至っていたんだが、釣り好きの友人と地方の沢を訪れて、渓流釣りも面白そうだなーと改めて実感。
一念発起、渓流釣りを始めることにしたって訳だ。
始めるにあたり、竿やリールは友人にあつらえてもらった。
釣りの種類も、ルアーの種類も、何もかもわからない状態で、目的は沢登りしつつの釣り、だ。
源流域で使いやすい長さと、沢で泳ぐ前提で畳みやすい竿ということで、釣り歴の長い友人のチョイスはテイルウォーク(tailwalk) のトラウティア(Troutia)43L-Tだった。
釣りの人には有名なんだろうか、とにかく初めて過ぎてメーカも竿の種類も何も分からなかったので、とりあえず自分の道具だけはちゃんと知っておこうと調べてみた。
このテイルウォークは、竿やリール等を作っているメーカー。
その数あるラインナップの中で、トラウティア(Troutia)43L-Tは、トラウト(ニジマスとか)用のコンパクトな竿だ。
長さは4フィート3インチ(約130センチ)で、木が生い茂る源流域でも振りやすい長さ。 なのに伸縮式なので、仕舞寸法37センチと非常にコンパクトに収まる。 接ぎ足すタイプではないのも、オレ的には嬉しいところ。
ルアーもいくつか買ってみた。 普通に買えば4~500円くらいはするけど、枝の張りだした沢で投げているとすぐに引っかかって取れなくなってしまう。 2回目で、すでに3個ほど失った。
なので、投げる練習用に安いスプーンをまとめ買い。 30枚で送料込み598円!
ルアーを無くせば糸も切れる。 最初に巻いた糸はどんどん短くなったので、糸も買い足すことにした。 糸は糸で奥が深く、車で言うところのタイヤみたいなものだな。
なので、何を買うべきか友人に相談して、ポイントを教えて貰った。
- ナイロンライン(モノフィラメント)
水に浮く、吸水する、伸びる、しなやか - フロロナイロン
ナイロンラインをフロロでコーティングしたもの - フロロカーボンライン(モノフィラメント)
水に沈む、伸びない、堅い - PEライン(編糸やコーティングがある)
編糸は4本、8本 伸びない、超しなやか、水に浮く - エステルライン
堅い、太い糸が作れない、小物のルアー釣り用
初心者はナイロンで充分、魚やルアー等に合わせて4ポンド程度のものということで、下記を買ってみた。 ルアーに75mを巻くので、2回分になる。
竿を振ることをキャスティングと呼ぶそうだが、その練習のためには開けた川でひたすら投げてコツを掴むのも必要なので、よく行くキャンプ場の川で投げて練習したりするけど、やっぱり沢に行きたいね。
山の中、沢を登っていきながら、魚がいそうなポイントにルアーを落とす。 生い茂った木々を避けるように、横から、下から、いろいろ投げる。 そんな姿を妄想しながら、ついつい釣りグッズを買ってしまったり。
まだ自分の竿で1回しか投げに行ってない、まだまともにルアーも投げられないような時にタモ網を買ってるとか(笑
片手でパッと開くことができて、畳むとペットボトルくらいの長さに収まって便利。 沢を登っていても、引っかかったり邪魔になったりしなさそうということで、小型のコレにした。
買ったことでヤル気になったのか、2回目のキャンプでは朝ご飯にニジマスを頂くことができたけど、直前まで元気よく飛び跳ねていた生き物にトドメをさして、エラやワタを捌き、ピクピク痙攣しているところに串を打ち、その命を頂く、そんな当たり前のことに戸惑い、ドキドキした。
今までたくさんの魚を捌いてきたけれど、自分で生き物を殺すその手応えに、怯えてしまった。 あぁ、いつも俺たちはこの仕事を誰かにやらせているんだな、と思いながら。
放流ニジマスはぽってりと太って、ふんわりした食感。 有り難く、じっくり炭火で炙って朝ご飯にした。
Catch and eat.
美味しかったよ。
ただ、もう渓流は禁漁期だから、管理釣り場あたりで練習するしかないな。
遡行しながら釣りをして、食べ、また登る。
来年はそれだな。
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