磁石で蛇口を挟んだ水は旨いとか、
マイナスイオンが車に効くだとか、
水に語りかけると結晶の形が変わるとか、
胡散臭さ満載な情報をよく耳にする。
そんなことねーだろ!って思うんだけれど、
信じてる人は思い込みが捨てきれない。
何が真実で、何が嘘で、何が未解明で、
自分が見ているものはどれなのか?
最近の数学ネタ流行もそうだけれど、
科学や数学に弱いことを認識してるので、
つい「それっぽい」情報に惹かれてしまうのか。
残念なのは、本書を読ませたいような人は、
正しく説明している本書が苦手だろう。
嘘でもいいから、単純な方が受け入れやすい。
マスコミの罪深いところだが、それが現実。
少しは自分で調べよう。 もう少し考えよう。
水に焦点をあてながらも、世の中に蔓延している
「科学っぽいが科学じゃない」情報に踊らされる、
今の日本人の低い科学レベルを憂いている。
いま飲んでいるのは「カルキ臭い水」だろうか?
それとも「胡散臭い水」だろうか?(笑