YouTubeにアップされていた太陽系の動画を見たら、宇宙に思いを馳せてしまう。
もともと好きなんだよ、宇宙とか。 理系だし。
太陽系モデルって太陽を中心とした天動説みたいなもんだけど、実際は太陽だって動いてるんだよなあ。 これ衝撃的。 宇宙ってすげぇ。
銀河系バージョンはコレ。 もう素敵すぎて萌える。
話は変わるけど、商売柄って訳じゃ無いけど、人口衛星ってのも意外にスケールが大きい。
人口衛星って地球のすぐそばを回っているイメージだけど、地球の直径は約1万3千キロ、静止衛星軌道は赤道上空3万6千キロだから、地球と静止衛星の間には地球が3個入るくらいの距離がある。
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簡単に書くとこんな感じだ。
こう考えると、すごく離れているんだってわかるね。 これを地球からピコピコ制御してる訳だよ。 例えば、横浜市緑区の山奥、ズーラシアという動物園のすぐ裏手にスカパーJSATの管制センター(このオフィシャルサイトは結構面白い)があったりとかさ。
[googlemap lat=”35.505485″ lng=”139.51412″ align=”undefined” width=”300px” height=”150px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]神奈川県横浜市緑区三保町248?1 横浜衛星管制センター[/googlemap]
静止衛星を配置できる空間は、赤道上空の全長26万5千キロの円周上でしかないので、それを世界中で分配することになっている。 軌道割り当ては±70キロの空間。 この範囲を外れると法的理由でサービスを停止しなきゃならん。
ちなみに、打ち上げ時に5トンの衛星があったとすると、うち3トンが燃料。 軌道到達までに2トン使って、残り1トンを15年かけて姿勢制御で使用してるうちに寿命が来て、最後の燃料で大気圏に突入させて燃え尽きて生涯を閉じる。
そして、近場でさらに遠くにあるのは月だ。
なんと、地球と月の距離は38万4千キロ、地球が30個入ってしまう。 静止軌道衛星を挟んで図にするとこうだ。
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月の直径は約3千5百キロ、地球の3分の1程度の大きさ。 北海道から与那国島まで3千キロ。 スーパームーンとか、あんなに大きく見えるのに、地球の3分の1くらいの大きさの星がえらく遠くに浮かんでいるんだ。
おまけに、年に3センチずつ離れていっている。 もっともっと近くにあった時は信じられないくらい海の波は高かったろうし、もっともっと遠い未来にはどこか飛んで行ってしまうのだろう。
ちなみに、他の星が月の位置にあったらどうなるか。
それがこの動画だ。
宇宙のどこかには、こんな景色の空を眺めながら生きている人達がいるんだろうな。
生きているうちに、宇宙旅行ができることを信じて。