【書評】PLUTO 5 なかやん 17年前 手塚作品の行間を、シリアスで埋めた浦沢作品の第5巻。 手塚作品ではごく短い1シーンだったものを、 独自の解釈でシリアスに展開していく。 総論としてはゆったりとした進み方なのだが、 各論はスピード感のある行間の埋め方だ。 プルートゥの輪郭がおぼろげに見えてきたり、 登場人物(この世界ではロボットも人と同じだ)の バックボーンが明らかにされたりと動きのある巻。 次巻が待ち遠しい。