そうかえんに行くよと書いたけど、陸上自衛隊の平成27年富士総合火力演習に行ってきた。
想像を遙かに凌駕する体験になって、もう感動すら覚えるレベル。 これは日本国民なら誰しもが一度は見に行っておきたいくらいだ。
総火演の様子は公式YouTubeや陸上自衛隊のWebで見てもらえば良いので、初回参加してみて次回もし当選した時のためにメモを残しておく。
- 徹夜で並んでいる人もいて、5時頃に並んでいないと最前列は微妙。 電車で来たら絶対に無理。
- 自衛隊が用意してくれる駐車場はかなり離れた場所もあり、シャトルバスが動く6時半頃には会場は既に大行列。
写真は5時半のCスタンド前のシート席の列で、ここから並んで前からギリギリ2列目、あと10人くらい早ければ最前列だった。 ちなみに、6時半くらいから点検射が始まるので、並んでいてもそれなりに時間はつぶせる。 肌がピリピリする程に強烈な、戦車の衝撃波の凄さを初めて体験するのはココ。 - キャンプに慣れた人なら、御殿場欅平キャンプ場に前泊するのが最良。 柔らかい芝生サイトで、管理人のご夫婦も素敵な方々。 ただし、キャンプに不慣れな人だと早朝にバタバタして、他の宿泊客に大迷惑になるので要注意。 管理人さんも常駐だから怒られるかもしれない。 早朝は車の出し入れができないので、どうしたって徒歩で動くことになる。
- キャンプ場から歩くなら、徒歩30分。 ゴルフ場の下側外周道路を歩くと舗装路で良い。 朝焼けが綺麗で気持ちいい道のりだった。
- 徒歩30分だが上り坂が多いので、次回はタクシーを呼ぶ。 朝早いから他の客が居ないので、会場近くだけど来てくれると期待。
- はがき券は当日に列に並んでいると、チケットに交換してくれるが、スタンド指定ではない券で入場可能な場所は下記だけ。
- シート席ならBかCが良い。 Bは音楽隊も目の前で演奏してくれるが、演習そのものはCの方が真っ正面。 ただし、Cはビデオ放映等の時にオーロラビジョンが見にくい。
- スタンド席は上から下に順に埋めるのではなく、縦に上から下に1列ずつ、横向きに埋めていくので、早く行ったからといって眺めが良いかはわからない。 ぶっちゃけ、駐車場&シート席が確保できているなら、あまり朝を急ぐ必要は無いかもしれない。 どうせ大混雑だし。
- シート席はただの迷彩柄のシートが敷いてあるだけの窮屈なスペースなので、クッションか座椅子があると快適さがまるで違う。 オレは↓
を持参して心の底から良かったと思った。 この製品は座面が固めなので、さらに座布団があると完璧。
なお、蟻がいっぱいいたけど、そのうち慣れる。 食料は密封できないと蟻だらけ。 - 耳栓は最初は欲しかったけど、すぐに慣れるから不要。
- お土産は陸上自衛隊ならではな物が少なくて、あんまり欲しいと思うものは無かった。 これなら朝霞の広報センターの方が良い。
- 今回は倍率29倍、観覧者は2万6千人だったかな。 その人数だから帰りのバスや駐車場への道も大混雑で、俺たちがキャンプ場に歩いて戻って、カップヌードルを食べてテント撤収をしてもなお、シャトルバスが走っていた。 終わって3時間は経っているのに。 やっぱりキャンプ場か近所の旅館に泊まるのがゆとりがあって良いと思う。
- 早く帰りたいのか後半で席を立つ人がそれなりに居たけど、花火と同じで最後が一番すごい。 今年は終わった直後にオスプレイが飛んできて、現地はそりゃもう大盛り上がり。
兵器の凄まじさ、隊員の方々の練度、どれをとっても素晴らしいレベルだった。 最後に10式戦車の右後輪キャタピラが外れたのはご愛敬か。
でもね、見ていてやっぱり、戦争は良くないことだなぁとしみじみ思った。 怖いよ。 戦争反対。 あんな砲撃を受けたら、生き残れる自信が無い。
だから、自衛隊の出番が無いことが一番ではあるんだけど、現実にはこうした兵器を日本に向けている国が近隣にあり、自衛隊の皆さんにとってはその攻撃が自分に向けられるかもしれない、あんな肌がピリピリするような衝撃波を出す兵器が自分に向けられているという現実と日々向かい合っている、そういった状況にあるということも再認識させられた。
これはもの凄い強靭な精神がないとやってられないよ。 その覚悟が隊員の皆さんの力強い眼差しに現れている。
次は観艦式の体験航海に応募してみよう。 今月いっぱいで、普通葉書のみの応募だ。