自転車用ヘッドライトにジェントスのAX-009DGを買ってみた

今の自転車用ヘッドライトは、ジェントスのSG-355Bを使ってる。　明るさは100ルーメンの乾電池式、先端を捻ることで照射範囲を変えることができて、自転車用のハンドル固定ホルダもついている。　駅までたまに使う程度なら、街灯も多いから明るさも足りてるし、点灯時間も全く問題無いので便利に使っていた。

 

 

だけど、最近はプールに行くために川沿いを片道15キロとか乗ったり、日が落ちるのが早いから帰りが真っ暗なところもあったりして、明るさに物足りなさを感じてきていた。　おまけに単4が3本で点灯時間が10時間なので、プールまでが片道1時間弱としても10回ちょっと乗ったら電池交換、ほぼ毎月電池交換が必要ってことになる。　この乾電池代も馬鹿にならない。　夜に乗る機会が増えたなら、やっぱり充電式が良いよなぁ。

 

安全のためにも、ライトには手を抜かない方がいい。　じゃぁ買い換えだねってことで、アレコレ調べてみた。

 

まず、要件としては下記の通りだ。

• USBで充電できること
• 200ルーメン以上であること
• 側方からの視認性があること
• 長くても夜道を走るのは1時間くらい
• 財布に優しい5千円以下

色々調べて次の候補も引き続きジェントス狙いにしたけど、最後まで悩んだのはXB-357REかAX-009DG。

単純に比較するとこうなる。

注目すべきは明るさ。　カンデラとルーメンの違いを簡単に言うと、光源の明るさがカンデラ、地面を照らしたときの明るさがルーメンということになる。　単純に言えば、狭い範囲をスポットライトのように照らせばルーメン値は上がる、そういうことだ。

と言うことは、XB-357REの方はカンデラ値の高い明るいLEDを使っているが、広い範囲を照らしているからルーメン値は下がっている、と想定できるわけだ。

 

では、実際に公式サイトのテスト動画を比較してみよう。

左がXB-357RE、右がAX-009DGで、どちらもハイパワーモードの時点から再生されるよ。

確かに、AX-009DGがスポットライト的な配光であるのに対し、XB-357REは周囲をより広く照らしていることがわかる。

ただ、オレのように通常走っているのは都市部の川沿いか市街地で、ほとんど場所には明暗の差こそあれ街灯があって、たまに暗いところが少しだけあるという条件だと、両者の配光の差はあまり問題にならないだろう。

バッテリの点灯時間も、長時間の夜間走行なんてしないんだから、そこは気にしすぎても意味が無い。　せいぜい走っても1時間弱ってとこかな。　ただし、充電中は点灯しないので、長時間乗る人はXB-357REに交換用バッテリを持つなどした方が良い。

バッテリの充電回数はリチウムイオンとリチウムポリマーという差により、寿命は300回か500回と倍近く違ってくる。　ただ、これも交換用バッテリが1,773円で買えるから、駄目になったら交換用バッテリを買えばいい話。　でも、同じモデルを何年も使い続けるかというと、新しい高性能なものを欲しがることは容易に予測できる経験則だけど（笑

また、以前に駐輪場でライトを盗まれたことがあるので、駐輪時は取り外して持ち歩いているけれど、重さは倍くらい違うとはいえ微々たるものだね。

デザインは国内外でデザイン賞を受賞しただけあって、流石にAX-009DGが未来的な格好良さ。　常々、自転車用のライトなんだから、懐中電灯みたいなデザインは芸が無いなーって思っていたので、ここは高評価。

ぶっちゃけ、ライトとしての性能は比較表の上半分くらいだろうから、圧倒的にXB-357REの勝ちということになるのだが、悩みに悩んでAX-009DGをポチッとした訳だ。

性能面の差はオレの使い方では特に影響がないと判断して、何よりも下記を高く評価した。

• 懐中電灯然しておらず格好いい

逆に、下記のような人はXB-357REを買った方が良いかと思う。

• 街灯の無い真っ暗な道が多い
• ハイパワーが1.5時間では足りない
• カタログスペック至上主義

さっそく届いたAX-009DGを実際につけてみたら、その明るさにビックリした。　今まで使っていた、100ルーメンのSG-355Bとは桁違いに明るい！！！　しっかり道路のでこぼこまで見えるので、夜道を安心して走ることができる。

毎回の充電だって、使ったら外して充電、スマホと同じように習慣化してしまえば苦にならない。　納得の買い物で満足。

 

あぁ、でも固定バンドがゴムバンドみたいなので留める方式で、これは耐久性とか大丈夫なのだろうか。　段差とかでガタつくのでちょっと不安かな。　しばらく使ってみないとわからないので、これは後日談としたい。

 

ありがとう、ジェントス。