【1992/9/25】上海に降り立つ

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下関から韓国へ、そして中国まで全部フェリーで行こうかな? そんな目論見は、子の一人旅を心配した親の懇願で即撤回。

占いやら何やらで導き出された、旅の安全を約束する吉日の夜、中国東方航空を使って上海へと飛んだ。

上海空港では早速中国式の洗礼が始まる。 まずは、トラベラーズチェックの両替を受け付けないという苦行。 手元にあった2千円を両替し、街に出る。

目星をつけていたYMCAは満室だったけど、両替だけはやってもらえたので、そこら中にあるツーリスト向けの安ホテルの一つ、浦江飯店へチェックイン。

さあ、まずは腹ごしらえ。 本場の中華を堪能しよう。 翌日帰国するという日本人旅行者と、一杯やりながら情報をもらう。

 

生活するにはお金がいる。

外国人向けの高いレストランでは無く、人民向けの安い食堂を利用するためには人民元が必要だ。

でも、外国人は人民元に両替することができない。

 

人民元を手に入れるには、米ドルT/Cをホテルの両替所で外貨兌換券という外国人向けの紙幣に替える。 そして、その外貨兌換券を街の両替所で人民元へと換えるんだ。

外貨兌換券でないと入手できない商品があるから、人民元との交換が成り立つ。

 

世の中うまく出来ている。

 

さあ、北京へ行くための列車は1泊2日かかるけど、選択肢は3つある。 普通のボックスシート、固いベッド、柔らかいベッド。 目指すは安いボックスシートだ。

でも、慣れないうちは切符を買うのも一筋縄ではいかないんだ。 小さな窓口に、皆が片っ端から手を突っ込んで行き先を叫ぶもんだから、外国人はビビってしまうんだけど、安切符はそういう人民窓口でしか買えない。

黒酢をつけた小龍湯包を頬ばりながら、安切符争奪戦争の勝利を祈る。

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