道端の煮卵、ヒマワリの種にも馴染んだ頃、上海の街に別れを告げる日が来た。
上海発17:38の列車で北京へ向かうから。
ちなみに、中国は漢字の国ではあるんだけれど、同じ漢字でも表現が異なるので戸惑うことが多い。 列車は火車、バスは汽車、トイレットペーパーが手紙、炊飯ジャーが炊飯机、とかね。
あいにくの雨の中、タクシーはつかまらず、バスは果てしなく混んでいる。 雨の中を傘もささずに彷徨って、やっとこさバイクに毛が生えたようなタクシーを捕まえ、光り輝く夜の上海駅へ。
ここ上海の数日間で、僕はそれなりに成長した。
立ち居振舞いは玄人はだし。
旅行者税、いわゆる旅行者相手のボッタクリもだいぶ納税額が減ってきた・・・気がする。
でも、旅は始まったばかりだ。 先は長いぞ。
これから1泊2日のボックスシートの旅が始まる。 北京へ着く頃には、僕の腰は90度に固まっているかもしれない。
食事は車内で取れるのだろうか?
ちょっとした食料品を買い込んで、荷物で溢れる車内へと吸い込まれて行く。
足下に荷物を置いて、少しでもボックスシートで快適な旅をするために短パンに着替えるが、やっぱり狭い。 お世辞にも快適とは言えない。
でも、もうすぐ北京だ。 あとちょっとだよー
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