結論から言うと、やっぱりIIJmioって凄いよな、と改めて実感したというお話。
ヨドバシカメラに立ち寄ったら、月間4GBでSMS付きなのに1,380円という、かなりお得なヨドバシSIMのプランを見つけた。
今のビックSIMは2GBにSMSを付けて、1,126円(税込)だから250円程度の差額で月間データ量が倍になる計算。
これは!と思って即買いし、帰宅も待ちきれずに近場で早速SIM交換して速度測定したら、これがびっくり仰天の結果に。
専用アプリをダウンロードする速度がやけに遅いのでSpeedSpotで測定したところ、今まで使っていたビックSIMの方が70倍くらい速くてびっくりした。
何かの間違いかと思って、何度か測定したけど変わらない。
オレの買ったSIMカードは、ヨドバシSIMイチ押しの下り250kbpsで480円のコースじゃなくて、LTEも使える1,380円のコースなのに!
もう遅いどころの騒ぎじゃ無くて、下り150MbpsのLTEコースでも、月額480円の下り0.2Mbps位と変わらないとか何なのよ、違うのは上りが速いか同じくらい遅いかの違いだけじゃん。
なんじゃこりゃ? ふざけてんの? おまけに返品不可とかふざけ過ぎじゃない?
サラッと言い放つ店員さんに流石に我慢できず、「いくら何でも詐欺レベルの話じゃない?」って文句を言わせてもらって返品したが、少々酷すぎると言うかブランドに傷が付かないかと心配になるレベルで酷い。
端末による違いもあるのかもしれないが、現時点ではこの両社であれば圧倒的にビックSIMをオススメする。
同じDOCOMOのMVNOなのに、何故こうした事態になってしまったのか。
それは、MVNO(仮想移動体通信事業者:Mobile Virtual Network Operator)の仕組みがわかると明快になる。
DOCOMOのWebにある通り、のSIMカードをMVNOで販売する事業者は、DOCOMOの回線を借りて、インターネットへの接続は自前で用意する。
サービス提供の形態には2種類有り、1つは卸電気通信役務でMVNO事業者がサービス主体となるもの。
もう1つが事業者間接続で、DOCOMOとの回線契約と、ネット契約を別個に締結するもの。
実際にはもう少し込み入った状況なようだが、ともかくサービス主体の違いこそあれ、共通しているのは上流のインターネット網に抜ける設備は、MVNO事業者の自前設備となる点だ。
この自前設備の違いが、インターネットの速度の違いとなって現れてくる。
ビックSIMの事業者はIIJmio、ヨドバシSIMはワイヤレスゲート。 このバックボーンとなる事業者の違いということなのだろう。
意欲的なサービスメニューのヨドバシSIM、かたや安定&安心のビックSIM、家電量販店2強のSIM勝負は現時点ではビックSIM側の圧勝だったが、日進月歩の業界だけに今後のサービス展開は注視したい。
まぁでも、遅すぎて店員さんも何も言えなくなるレベルまでいっちゃうのは、やっぱりいかがなものかとも思うな。
当面はヨドバシSIMには手出ししない。
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