大使館は言うに及ばず、日本企業の建物や、日本食レストラン、果ては日本人留学生まで被害を受けている中国の暴動。 それを日本政府の責任だとする中国政府に強い憤りを覚えるが、毅然とした態度を示さない日本政府、外務省にも怒りを覚える。 また、テレビやブログで自虐的コメントを発する奴らもバカかと思う。 彼方の同胞の危機にあって 「 自分達が悪いから・・・ 」 なんて反応する奴は、自分から暴動の真っ只中に飛び込んで殺されてしまえ! ふぅ・・・。
そんな憤っているアナタ! ほんの少しかもしれないけれど、自分の意思を伝えることができます。 ぜひ、皆さんの意思を相手にぶつけてください。 沈黙は罪! 意思は示さなければ伝わりません!
- 外務省 ご意見・ご感想コーナー
- 中国大使館のご意見・ご感想メールアドレス
TEL: 03-3403‐3388
FAX: 03-3403-3381
前にも書きましたが、中国人や韓国人に対して遠慮する必要は、もはやありません。 草の根交流も無駄なことです。 今回の暴動は若い世代が中心となって、面白半分、冗談半分に参加したものの、最終的には破壊活動を伴う暴徒となってしまっています。 彼らに染み付いた反日の感情が、いかに根深いものかを物語っています。 我々日本人が、あまりに長い自虐的な日々を送ったせいで、彼等は礼節はおろか限度さえ忘れているようです。 今も自虐的な思考をする人や新聞、メディアもあるかもしれませんが、事ここに至っては自虐的思考は売国行為に匹敵します。 そういった自虐的な思考をする人は、ぜひ暴動の真っ只中に飛び込んで行って欲しいものです。 殴ってもらってすっきりしてください。 生きて帰ってこれればいいですがね。
あなたの子供が留学生だったら?
あなたの大事な人が訪中していたら?
あなたの大切な人が怪我をしたら?
夢と志を持って渡中した人の店が破壊されたら?
それでも、反省しようなんて思いますか。
中国政府はこう語っています。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">町村信孝外相が中国政府の謝罪や損害の補償を求めたことについて「中日関係の今日のような局面を出現させた責任は中国側にはない」と反論した。
無視や無関心は、決して良いことではありません。 抗議の意思をしっかりと示す必要があります。 抗議のメール、FAX、電話。 あなたの意思を示す手段はいくらでもあります。
おまけですが、二階堂ドットコムの記事も面白いですよ。
コメント
★旅限無・中国考察特集★
中国の反日暴動・尖閣諸島問題の背景には何が有るのか…考察してみました。
・チャイナの欲望(4/20)
・緊張の週明け(4/18)
・胡錦涛の後を誰が考えているのか(4/18)
・園田直を知っていますか? その五(4/17)
・園田直を知っていますか? その四(4/16)
・園田直を知っていますか? その参(4/16)
・園田直を知っていますか? その弐(4/15)
・園田直を知っていますか? その壱(4/15)
・「暴行事件」を見棄てる話(4/14)
・外務大臣、御用心!(4/13)
・「暴動スイッチ」ON(4/13)
・中国が謝る時(4/12)
・「中国の暴動」を考えるヒント(4/11)
ありすさん、三月さん、ヒロシさん、ヤスさん
コメントありがとうございます。
トラックバックの数も、皆さんから頂くコメントも、この問題の意識の広がりを強く感じさせますね。
二階堂ドットコムを読むと、政治かもかなりの数が金をもらっているみたいですし、財界人もしかり。 話半分として読んでいても、なかなかにリアリティがあって面白いですよ。
それはそうと、中国大使館等に脅迫やら怪しい手紙やらが送られたり、嫌がらせがあるそうですが、こんな愚行もやめてもらいたいものです。 日本人が、中国人や韓国人と同じレベルまで落ちる必要は全く無いですからね。
中国、韓国の日本に対する態度は言語道断!、良識ある日本人の皆さん、中国、韓国旅行とりやめましょう。
中国人、韓国人はまるで子供。相手にするだけ馬鹿らしい。日本はODAもやめ、北京オリンピックもボイコツトすればいい。やっきになって謝罪を求めても相手のペースにのるだけ。(無視するのが一番効く思うけど)
中国大陸での反日キャンペーンの目的は?(続)
字数オーバーで登録できないので、二つに分けている。ご容赦を乞う。前半は以下にある。
http://blogs.yahoo.co.jp/kei_shi347/1686914.html
以上を見てきて、分かることは二点ある。一つは、「反日」キャンペーンを押さえようとしている検閲のあとを読みとることが可能だという点である。《注目点1》の投書や《注目点2》の論説記事は、明らかに、国民をなだめる論調になっている。もう一つは、今回の「反日」キャンペーンの、一つの主目標は、おそらく小泉首相自身だと…
中国大陸での反日キャンペーンの目的は?(続)
字数オーバーで登録できないので、二つに分けている。ご容赦を乞う。前半は以下にある。
http://blogs.yahoo.co.jp/kei_shi347/1686914.html
以上を見てきて、分かることは二点ある。一つは、「反日」キャンペーンを押さえようとしている検閲のあとを読みとることが可能だという点である。《注目点1》の投書や《注目点2》の論説記事は、明らかに、国民をなだめる論調になっている。もう一つは、今回の「反日」キャンペーンの、一つの主目標は、おそらく小泉首相自身だと…
世界的対中戦略を考えろ
外務大臣が中国に抗議しに行っているが、予想通りなめられている。こんなことだから政府の信頼は無くなるばかりである。どうしてもっと世界的な戦略をたてることができないのだろうか?(こんなことだから、各国からなめられるのである。)
今の中国が最も恐れるのは「2008年北京五輪の失敗」である。これは国の威信がかかっているためである。まだ3年という期間があるので、これを切り札にしてもっと中国に対して強い姿勢をとってもらいたいものである。
その手とは、アメリカと欧州もこの問題に巻き込むことである。アメリカはドル・人民元の為替レートに変動制を導入したがっている。欧州は武器輸出解禁問題がある。いずれもが中国に対して解決したい問題を抱えているのだから、これらと手を組むのである。
アメリカに対しては、変動為替制への移行を支援することを約束し、反日デモに対して日本を支持してもらい「北京五輪中止/他場所開催」をちらつかせて解決を迫る。欧州に対しては、武器の売買を認める訳にはいかないが、ドル・人民元の変動制に賛成というように傾いてきた欧州を引き入れて、同調してもらう。これにより、日本・アメリカ・欧州が手を組み、最終的には「北京五輪」をターゲットにして圧力をかけ、それぞれの問題の進展を迫ろうというものである。
で、2008年の五輪については、2012年の開催都市と絡めて話を続ける。2012年には、ニューヨーク、ロンドン、パリという所が立候補しているが、2008年の代替開催を1996年に開催したアトランタと2012年に立候補しているニューヨークでの開催とし、2012年は欧州のどこかとする。(ついでに、2020年の夏季五輪に札幌や福岡が立候補したいそぶりをしめしているので、2020年の日本開催の支援も約束させておけばよい。)
これにより「北京五輪」を奪われたくない中国としたら、何らかの対応を取らざるを得なくなる。国際社会は「中華思想」では通用しないことを教えられると共に、共産党独裁体制に風穴をあける足掛かりをつくることも出来る。
素人でもこれぐらいのことは考えつく。実際にはこれを実行するかどうかという問題になるが、実行しなくてもこういう方法があることを示すことで少なくとも中国に対する強力なカードにはなる。中国のアキレス腱である「北京五輪」を利用することを考えてもらいたい。
やはり昨日、一昨日とデモが起こりましたね。まぁ何ていうかある意味予想通りだったので別に驚きはしませんでしたが。ただただ怒りがあるのみです。
私的に歴史の教科書が戦争を取り扱っているのは、我々戦争を知らない世代も、その悲惨さや醜さを知り『それを繰り返してはならないこと』を学ぶためだと思っているので、それを口実に暴力を繰り返すというのは愚行にしか思えません。
自分のような直情でモノを言う人間は、『相容れるのは無理。最終的にはもう日本は中国から撤退して、日本からも中国を追い出すしかない。』とか、そんな極論にいきついてしまいます…。
ところで教科書といえば、歴史を中国では台湾の一件(2・28事件でしたっけ?)辺りに関してどんな感風に書かれているのでしょう。まぁ余所の国に『歴史を直視しろ』とかのたまってきている国ですし、さぞきっちり教えているんでしょうなァ…。
大馬鹿者の割合は?
トリビアの種だかなんだかで取り扱ってくれませんかねぇ、コレ。
まぁ算出しようも無いんですけれど。
調査するのも難しいし、それ以上に基準が曖昧ですけからね。
まぁオーストラリアのどこぞでは殺虫剤を一気に36個設置して、
レストランを爆発で吹っ飛ばした、愉快なお馬鹿さんなんかもいるわけですが…
や、死人こそ出なかったけれど従業員二人が大火傷で重態らしいので
ちっとも笑えないんですけれど…。
ちなみに爆発は数百メートル離れたところでも震動が感じられる大規模なものだったとか。
うーん、近所の人としても大層迷惑な話ですなぁ。
それでも故意ではないので、悪質でなありませんよね、この…
今回ほど、中国人の精神レベルの低さを実感したことはありません。
過去の問題など、生まれてもいなかった私達に
どう責任を取れというのでしょう。
暴動を起こしている本人達も、生まれていなかったじゃないですか。
本当にあったかどうかの確固たる証拠もないのに。
歴史にも中国にも全く興味のない私には理解できません。
人のものを壊すこと、危害を加えることがいけないことだと知らない(知っていてやっている)人間だって
大虐殺を行った(といわれる)日本人と大して変わらないじゃないですか。
本当はただのストレス解消にもってこいのきっかけだったんじゃないですか?
野生的に暴れたいだけでしょ。こういうことがあれば好きに暴れても理由がつけられるから・・・。
何より、愛国・愛国と叫ぶわりには
現在日本に在住している仲間(中国人)が
暴動の報道によってかなり肩身の狭い思いをしなければならないということも考えられない頭の悪さには驚きます。
感情的になりすぎる怖さ
3週続けて中国では反日デモが起きましたが、中国でデモが起きれば起きるほど、日本でもそれに呼応するかのように感情的な言葉が目立つような気がします。
日本の怒りの矛先は多くが中国政府に向けられていると思います。大使館や領事館への投石、日本料理店や日本企業の
投石を許した中国側の対応はまずかったっすね。
反日デモに「いったいどこに向かって歩いてるんですか?」 と聞いたら、「自滅」と答えてくれる人が3人ほどいると思う。
中国の反日ムード
日本は中国に進出、侵攻した。確かに国土を破壊し、普通の抵抗なく生活していた人もある程度巻き込んだかもしれない。資源や国防上の関係で侵攻したのは紛れもない事実だから日本にも非はある。
しかし、
去年、今年に引き続く反日ムードは納得できない。(一部の中…
何らかの報復は必要
またも、可笑しな国の住人は中国の上海などで、日本領事館を襲い暴動を起したようである。何らかの報復が必要ではないだろうか。勿論、日本は法治国家であり、中国人のように無届のデモなど出来ず、中国の大使館・領事館や中国人の店を自由に襲撃することも許されない。また、そのような馬鹿な行為をする人々もいないと思う。しかし、彼らに対して無言の経済的な報復は出来ると思う。彼らは、日本が彼等の為にどれだけ投資や資金をつぎ込んだのか、また、経済的に如何に繋がりが深いか分かっていないようである。
いかりさん、コメントありがとうございます。
最大の問題は、弱腰外交、国際感覚の欠如した外交姿勢に根本的な問題があるように感じます。 阿吽の呼吸とか、言外を読み取るとか、言葉も文化的な背景も異なる国の間で、そんなものが通用するはずもありません。
日本の国民に対しても、また国際社会においても、政治家はもっと明快な言葉で語りかける必要がありますね。
河野支那人を箱根に案内
「紅の傭兵」こと河野衆院議長が、来日した路甬祥・全人代副委員長に反日デモで自制を促したというニュースが一昨日伝えられた。
そして今日16日、上海で2万人に達するとみられる反日デモが行われ、日本総領事館に向かって石やペットボトルなどを投げ、窓ガラス十数枚が
中国は間違いなく崩壊する
今、巷には、中国の非礼極まりない態度に対する非難の声が満ちている。これまで、あの国にあまり関心を抱かなかった人たちも、今回はさすがに頭にきたようだ。結果的に中国政府は今回、日本国内に「反中感情」を普及させる役回りを果たしたことになる。おそらく「政冷経熱」も「政冷経冷」に向かうであろう、徐々にではあるが。これを「自業自得である」と云ってしまえばそれまでだが、実は中国には、そこまでせざるを得ない事情があるのだ。
結局何がしたいんだろ。
Excite エキサイト : 国際ニュース
中国の反日デモ、一部参加者が暴徒化
・・・・色々書きたいことあるけど、まあ、長くなるし私なんかが書かなくても皆様思っているだろう。
た、だぁ。(あ、なんか気持ち悪いなあ;;)
結局コレやって何がしたいのだろう。
中国国内でたまっているストレス発散のはけ口のためか。
コレをきっかけに流れを違う方向にもっていって、何かをするのか(選挙とかかなあ)。
それともコレをやって経済的に何か後で影響するとか?
それとも本当に日本になにかしたいのか?
(・・・・それは違うだろうなあ。本当に日本に攻撃…
中国の「反日デモ」
4月 09日のコラム
中国で「反日」のデモという名の嵐が吹き上げているらしい。
日本商品不買運動、日本ちゅう名前のつく店を襲撃などなど・・
これは日本人から見ればですね、恐ろしいモンでしょう?
けど、中国人から見ればこのデモ、当たり前の事なんですよ。
中国の教育の出発点が反日教育であってですよ、そん中で育って、最近の日本政府の対応によって中国国民の不満が一気に噴出したって事やと思いますよ。
形の上では共産国家の中国でしょう?国の方針が最重要視される環境で国民は育っている訳です。エゲつない死刑も現存している国ですわ。
そういう国家体制の中で、反日教育を受けつづけ中国政府がデモを容認するアクションを起こせばデモが過剰化するのは当たり前の事や。
中国政府にすりゃ、自分らへの国民の不満感を外に向けさせる事ができる。一石二鳥やわな。
で、日本のミズイコ首相も「郵政法案」やとか「人権擁護法案」みたいな庶民の不満がつのる法案から反日デモを矢面に立たせて目をそらさせる事ができる。
これは偶然の一致やろか?
両方にメリットがあるから、なぁなぁで済ましとるんやないか?
違うとゆうんやったら日本国内で「誠に遺憾に感じる」とかゆうてるヒマがあったらや!
さっさと中国に飛んでいって、きっちり向こうのエラいさんと話つける努力したらどうやねん!
「誠に遺憾に感じる」なんて、うたうのはそれからやないか?
ミズイコ君・・「今回のデモは私にも政府にも責任の一環がある。おとしまえは首相である私が取るから、デモを止める努力をしてくれんか」とはゆうてはくれへんのですか?
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今まで自分には関係ないと思っていましたが、今回の暴動はさすがに腹が立ちました。愛国愛国と彼らは言っていますが、日本大使館や日本料理店を襲ったり、それが世界に報道されて、中国にはマイナスになったのではないかと思います。それにしても、日本政府ももっと強い態度で外交してもらいたいものです。
愛国無罪
連日のデモは支那各地に拡がり、その規模は4万人を超えたようだ。
町村外相が謝罪と補償そして防止を求め抗議したことに対して支那は責任を日本に転嫁する発言さえしている。必ず相手や他に責任をなすりつけるのは支那・朝鮮の常套手段だ。国内事情への憂さ晴らしを反日に
[hist]まあ、落ち着いて……
翻って日本を見ると、戦後の反省はこのような深い局面までにははるかに及んでいない。日本のファシズム軍国主義はドイツのナチズムと比べて勝るとも劣らないと言える((日本の侵略行動はアジア経済のブロック化の意図に出たもので、特定の民族を憎悪してその抹殺を目指したわけではない。「ナチズム」の精神性と日本のそれは異質のものだと思う。))。あのように普通の日本人の心を引き付けた洗脳力もドイツのナチズムと比べて大差はない。 ファシズムが惑わす狂気と残虐性はもちろん十分に恐ろしいものである。だがもっと恐ろしいのは、第二 …
平八さん>
コメントありがとうございます。
靖国参拝は確かに微妙なところがありますね。
まぁ、東京裁判そのものの是非を問いはじめても無理がありますし、特定の宗教に肩入れというのも問題があります。 中立的な戦没者慰霊碑のような存在が必要なんでしょうね。
しばらく前まで親中国派さん>
コメントありがとうございます。
日本人が、中国人と同じレベルまで下がってしまってはマズいですよ!(笑
逆に、彼らの民度の低さ、治安維持能力、安全確保の恣意的な運用、周辺との緊張関係等を国際社会に強くアピールして、オリンピックの開催資格であるとか、彼らの国際的な立場を低めるように努力すべきだと思いますよ。
今回の事件で中国という国に持っていた親しみがぶっ飛びました。
中国共産党が在中国の日本人に対して行ったと同様に、日本政府には、日本にいる中国人の安全を保障する必要がない訳ですから、デマによる在日中国人に対する暴力事件が発生しても、それは中国共産党の責任ですよね。
やはり首相の靖国神社参拝はやめるべきです。それはそれはそれとして 暴力はいけません。
世界を改造できるのは銃のみである. 毛沢東
反日暴動に対して、中国の民度を疑うというblogを見かけるが違和感を感じる。彼らは独裁国家の中で、制限された情報だけしか与えられずに育ってきたのである。非難するべきは、中共の政権であって中国の国民ではない。
続きを読む前に、クリックをお願いします→blog
外務大臣、御用心!
このところ、「何かを言いそうな」安倍・中川コンビに、本当に何かを言わせようとしている動きがマスコミに見えます。「村山談話」で頂点に達した謝罪外交の残滓(ざんし)が漂っている政府内には、今回の中国暴動騒ぎは千載一遇(せんざいいちぐう)の機会と考える人々がいるでしょうなあ。そして、福岡県の「漫才・選挙」の公示日に合わせたように、自民党が妙に張り切っているような気がするのですが……。
●自民、民主、公明3党の国会議員14人が9日、中国が東シナ海の日中境界線付近で開発を進めている「春暁」ガス田など複数のガス田を海上保安庁の航空機で視察した。視察後、羽田空港で記者会見した自民党の武見敬三・海洋権益特別委員長は「中国側が一方的に開発を進めている現状を憂慮している」として、日本も試掘権の設定など対抗措置を急ぐべきだと主張した。また民主党「領土および海洋権益プロジェクトチーム」の細野豪志座長は「国の責任で試掘できるよう資源探査新法が必要だ」と語った。毎日新聞 2005年4月9日の記事抜粋
●政府は13日、中国が進めている東シナ海の天然ガス田「春暁」などの開発問題にからみ、日本が主張する日中中間線付近でガス田を試掘する権利を民間の開発業者に付与する手続きを開始した。試掘の前提となる鉱区を設定し、実際の試掘作業の本格的検討に着手する。中川昭一経産相は、春暁とその北に位置する「断橋」の二つのガス田の地層(鉱脈)が、日中境界線の日本側につながっていると断定する調査結果を1日に発表。4日、中国に対し、外交ルートを通じて「(現状のまま開発を進める限り)試掘権を設定せざるを得ない」と通知した。
対象海域は、日中中間線の東側で北緯28度以北。70年ごろ、民間資源開発会社から鉱業権の申請が出ていたが、日中関係への配慮から長年棚上げされてきた。九州経済産業局が、出願した民間開発業者の設備設計書などを審査し、関係都道府県である鹿児島、沖縄両県に届け出た後、試掘権を許可する。許可が出るまで一般的には2~3カ月必要とされる。毎日新聞 2005年4月13日
■相手が有ることですから、あまり急激に態度を変えるとショックが大きいことを知っておくべきでしょうなあ。せっせと金を届けていた猫が急に虎になったら、相手は驚いてしまうでしょう。驚いた相手を責めるのは子供の喧嘩を求めるようなものです。
それに、YKKの山崎拓さんが出馬する福岡での補欠選挙に合わせるように「九州利権」が動き出すように見えるのもイカガなものか?「女性問題」と「学歴詐称」、分かり易く言うと、奥さん以外の女性とオシッコで遊ぼうとしたり、その女性の母親も混ぜて三人で楽しもうとした人を落選させたのが、米国にテニスをしに行っただけの「米国留学」を売り物にしていた自転車に乗るのが上手な人が、冗談がバレて辞任させられた後始末、これはもう漫才ですなあ。福岡の皆さんは投票する事自体が恥ずかしくなってしまったのではないでしょうか?同情申し上げます。この数年、福岡は面白すぎる事件が続発中です。頑張って下さいね。
■九州の南で中国に対して強く出る動きに連動して、九州の西へも圧力を掛けるポーズなのか、日本側の「世論」を利用して男を上げて次期総理の座を狙う絶好の機会が、棚から牡丹餅(ぼたもち)、向こうから転がり込んで来た!などとハシャイで、田中均さんを追い落とした外務官僚に担がれていると、町村さんも危ないなあ。情報収集や分析という普通の外交業務をぜんぜんしない外務省のお役人は、「人事」に命を懸けていることは田中真紀子さんとムネオさんとの代理戦争で暴露されているのですから、御用心、御用心。
●きょうから日中韓局長級協議
外務省は、日中韓の局長級協議を13、14の両日、北京で開催すると発表した。歴史認識や領土問題をめぐり急速に悪化した日中関係や日韓関係の打開策が協議されそうだ。直接の目的は、5月に京都で開かれるアジア欧州会議(ASEM)外相会合の機会を利用しての日中韓外相会談に向けた準備作業。反日抗議デモの激化を受け、日中だけの局長級協議も行われる。産経新聞 4月13日の記事抜粋
●町村信孝外相と中国の李肇星外相との日中外相会談を17日に北京で行うことを正式に発表した。その後、町村外相は18日に温家宝首相と会談する方向で調整。外相は同日、20日にジャカルタで開かれるAA閣僚会議に出席する。
■今、中国の共産党政府は必死です。江沢民さんが残した遺産に仕掛けられていた時限爆弾が爆発し始めたからです。江沢民さんは、自分の趣味も影響して、「反日・愛国」教育で13億人を「中国人」に変身させ、北京オリンピックと上海万博の開催を決めました。しかし、アジアの大国?日本を爪弾(つまはじ)きしておいて、国際経済と国際文化交流の中を泳いで行けると考えるのは、矛盾していました。この分裂政策が熱心に進められた結果が、今回の騒動です。
これまで通り、日本は「お詫び」の言葉とODAの銭を贈り続けると信じきっていたとしたら、日本は完全にナメラレていますなあ。
マスコミも政治家も、中国に行って来ると、「中国の人が喜んでくれた」などと、我が事のように喜んでしまう体質が有る一方で、中国の要人は日本を訪問すると、「日本人に謝らせた!」と報告するのが通例でしたから、まさか、国境問題やら反日デモに文句を言うとは思いもしなかったかも知れませんなあ。北京で御活躍の大使を見ていれば、そう思い込むのも仕方ないのですがね。
「君子豹変」というのは漢籍の名文ですが、そんなものを本気で信じている人間はチャイナにはいませんぞ!掌を返すように態度を変えると、外交政策の一貫性が失われてしまいます。それが「裏切り」だと宣伝材料にされたら逆効果です。山拓当選して外交に禍根を残しては、算盤が合いませんなあ。
■政治家とマスコミは人気商売ですから、「強面(こわもて)が人気」と勘違いすると、我も我もと態度を変えてしまいます。余計な発言をして事態を複雑にする困った人がきっと出て来ます。案外、北京政府は福岡の選挙運動が熱を帯びて、誰かが「何か」を言い出すのをじっと待っているかも知れませんぞ。御用心、御用心。
ちょっとばかり名を上げようと、素朴な議員さんが北京に乗り込んだりすると、「村山と宮澤と河野を呼んで来い!」と言われてしまいますから、これも御用心、御用心。
朝鮮民主主義人民共和国に恥をかかされ続けている外務省の御役人が考えるケチな「名誉挽回」に乗せられたら、町村外務大臣の政治生命は終わってしまいます。本当に御用心、御用心。
こういう時には、同情を装って、「大変ですねえ。お困りでしょうなあ。やっぱり、デモに参加した若者は褒めてあげるんですかな?嗚呼、大変ですねえ。それで、何か対応策は見つかりましたか?」ぐらいの嫌味を言ってシラバックレて見せる芸人根性が必要です。今こそ、小泉さん得意の必殺技「丸投げ」を決めるチャンスですぞ!
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雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし) 3/29開設。仏教の支流と源流のつまみ食い
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マチコですさん、おもちゃさん、コメントありがとうございます。
中国に対する怒りもさることながら、余りにも不甲斐無い日本の政治家や官僚に意識が向いてしまいます。 誇りある祖国という意識を持てるように、ぜひ頑張って欲しいものです。
中国は戦後直後から反日キャンペーンを行っていたわけではない
今日も日経は続落だ。USAの株安と中国の政情不安が原因とされている。
今回の暴動について、「戦後から中国侵略と教科書問題を中国が問題にしてきた」様に書いているblogが多いことに驚く。
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今こそ靖国に参拝してもらいたいですね。政治的に利用するのは良としないけど、今回ばかりはやって欲しい。そうすればまた大陸が暴れる。もっともっと、各国が中共に対して目がいくように仕向ければ良い。何処の国だって、その国の首脳が自国の英霊を祀る地に礼拝するのは当たり前の事。日本に干渉している中共がトリッキーに見えるはず。その時に、中共ではなく世界向けに総理がハッキリと主張すれば良い。
頭下がってても陳謝無し
「日本政府が再発防止申し入れ 北京の日本大使館被害」(朝日新聞)
「外相、再発防止を申し入れ 北京の反日デモ」(産經新聞)
「町村外相が反日デモで抗議・駐日大使に再発防止求める」(日経新聞)
「中国:反日デモに若者ら1万人 北京」(毎日新聞)・・…
中国の反日ムード
日本は中国に進出、侵攻した。確かに国土を破壊し、普通の抵抗なく生活していた人もある程度巻き込んだかもしれない。資源や国防上の関係で侵攻したのは紛れもない事実だから日本にも非はある。
しかし、
去年、今年に引き続く反日ムードは納得できない。(一部の中…
伏せてもまる分かり。
ブログってそりゃある程度自由に自分の思うことを書いていいのでしょうけれど、
やっぱり節度ってものはありますかね…んじゃあまぁ…例えばこんなのだどうなんだろう…?
※頭の悪いどこぞのお隣国家の話に聞こえてもそれはきっと気のせいです。
XXってのは全くどうしてああもXXなんでしょうか?
まぁもう昔からXXでXXXXXと思っていたので今更といえば今更ですが、
やっぱその通りだなァと改めて認識しますよ。
ここ最近ニュースでXXXXXXXXみたいに反日デモやっているの見るけど、
何かもうまるでXXXXXだね、ホント。
もういいじゃん、XXXXXXXよ、あんな国なんて。
まぁそ…
・中国の反日デモへ対して日本政府がとるべき行動は
中国反日デモ 町村外相「破壊活動」 外交日程見直しも:産経
王毅大使に抗議 陳謝と補償を要求
北京での反日デモで日本大使館や日本の一般商店が投石などで破壊された事件に関連し、町村信孝外相は十日午前、外務省に中国の王毅駐日大使を呼び、「一連の破壊活動
後出しジャンケン
中国での反日騒動が、日本のマスコミでも大きく取り上げられるようになって来ましたね。
国民の関心が高いから大きく取り上げるのか、マスコミが大きく取り上げるから国民の関心が高まるのか、どちらかは定かではありませんが、今、日本政府にとっては良い風が吹き始めて
ダライ・ラマ胞の苦悩、中国の「反日」テロ、総聯の恫喝
昨日、藤沢で行なわれた講演会には400名以上の方が参加されたようだ。急遽、控室も客席にしなければならないほど人が溢れたとNHKニュースが伝えていた。拉致問題に対する国民の関心の高さは未だ少しも衰えていない。集会の模様は「aoinomama13」で。 両国の国技館でダラ..
中国反日デモとデスノートのアニメ化
デスノートで騒ぎになった中国で、反日デモが勢いを増しています。→中国のデスノート論議(当サイト)→中国・反日デモ特集(朝日新聞)このデモ騒動についての感想は今日別サイトにて少しだけ書いたので、お手数ですがそちらをごらんください。→中国どうしたの?(奄美屋診療所N..
はじめまして。
とても共感。中国とか韓国は対日本となると理性が吹っ飛ぶみたいですね。狂犬に素手で立ち向かう必要はもうないでしょう。日本にも言いたい事をきちんと主張でき、ぶれない強いリーダーがそろそろ育ってきて欲しいですね。
反日が熱い。
差別や悪口とはほとんど無縁な水瓶ですけど、 キャンキャン騒がれると、どうしても反
中国での日本関連施設への暴動
中国各地で日本の歴史教科書を巡る問題を発端に暴動が起きています。対象は日本の公の施設だけではなく、民間企業やスーパーにも及んでいます。中国の公安当局が扇動したものの騒ぎを止められなくなったと言われています。 これを見てどう思うかです。中国人みんなが日本に..
中国共産党による反日暴動煽動
週末から週明け(2005年4月8日から11日)、日本のマスコミ各社が、中国大陸での「反日」デモによる、日本系企業への襲撃、大使館への攻撃、日系人への暴行を相次いで報道している。台湾のテレビも、画像を流してコントロールされた「暴動」の様子を流した。
この「暴動(投石や物的人的破壊を行っているので、デモではない)」の主体について、法輪功系の華人メディア『大紀元』は、写真入りで次のような解説を載せた。
「北京公安出動了几百輛警車,上千名警察,對示威嚴密監視。“警察就怕反游行變了味,不反對日…
左って、「すり替え」好きねぇ・・・
中国反日デモ 町村外相「破壊活動」 外交日程見直しも
王毅大使に抗議 陳謝と補償を要求
北京での反日デモで日本大使館や日本の一般商店が投石などで破壊された事件に関連し、町村信孝外相は十日午前、外務省に中国の王毅駐日大使を呼び、「一連の破壊活動は由々しき事態だ」として、陳謝を求めるとともに損害に対する補償と再発防止、さらに日本人および日系企業の安全確保を求めた。外務省筋は同日、今後もこうした日本を標的とした破壊活動が続く場合、日中外相会談やその後の総合政策対話など、一連の外交日程を見直す可能性を明らかにした。
町村外相は王毅大使に対し、北京での事件だけでなく先に広州などで日系企業が襲われた事件も含め、「一連の破壊活動を止めておらず、有効な警備が行われていない」と指摘。さらに、「先に中国外務省報道官が、日本側の行動も問題があるという言い方で、あたかも破壊活動を正当化するような発言が政府からあったのは問題だ」として、中国側の姿勢をただした。
これに対し、大使は、今回のデモは自然発生的なものだったと釈明したうえで、「昨日の過激な活動は中国政府としても賛成しないし、目にしたくないことだ。過激な行動を今後とも阻止していく」と述べた。
こうした日本を標的にした破壊活動がさらに続けば、十七日にも北京で予定される町村外相と李肇星外相との会談だけでなく、日中首脳交流へ向けた「一連の外交日程の見直しは避けられない」(外務省筋)。このため、日本政府としては当面、中国の対応を注意深く見守る方針だ。
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≪責任すり替え 不信感募る日本≫
中国での反日デモの拡大は、日中首脳交流に向けた関係改善の動きに冷水を浴びせた形だ。日本政府は、昨秋から外交レベルで中国側との接触を重ね、今週末の日中外相会談、日中総合政策対話から首脳会談へとつなげるシナリオを描いていたが、対話を求める一方で、デモを容認する「中国側の出方が読めない」(外務省筋)以上、これまでの流れを見直さざるを得ず、戸惑いを隠せないでいる。
「日中の関係改善に向けたプロセスが始まったばかり。今の状況を深刻に受け止め、対話を強化し早める必要があると考える」-。中国の王毅駐日大使は十日、町村外相に対し、日中対話の継続の必要性を強調した。しかし、町村外相は言質を与えなかった。
日中間では昨年秋以降、首脳交流の再開に向けた交渉が行われてきた。中国側は昨年末、安保問題も含む次官級の「戦略対話」を提案。これを受けて、一月に北京で行われた局長級会談で、日本側は(1)両国のハイレベルの相互訪問を実現させる(2)両国の外交部門が共同で、中日友好の戦略的研究に着手する(3)残された問題に適切に対処する-の三点を提案した。
さらに三月の全人代の際の記者会見で、温家宝首相は、まさに日本側の三点をそのまま関係修復をめぐる条件として列挙。日本側も「首脳対話再開に向けた前向きのメッセージ」(外務省幹部)と歓迎していた。
しかし、今回の反日デモをめぐる中国側の対応を見る限り、これまでの流れを自ら遮るように見える。実際、「当局に申請なしでデモが行われることはない」(外務省筋)だけに、日本側も不信感を募らせるばかりだ。
さらに、一連の「破壊活動」について、中国側が日本にも責任があるかのような主張を続ければ、今度は日本国内からの反発が強まるのは避けられない。今後の日中関係をどうするつもりなのか、中国側の姿勢こそが問われている。(宮野弘之)
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≪中国、謝罪せず≫
【中国総局】中国外務省の秦剛報道官は十日、町村信孝外相が反日デモで日本大使館の施設が破損したことなどに陳謝と賠償を求めたことに対して、「今日の中日関係の局面について、責任は中国側にない」とコメントした。
いい加減、日本もなめられたものだ。当局がデモを許可しておいて、暴徒化している群衆を放置、黙認しているにもかかわらず、責任は中国側にはないという。どうしたらこういう思考が出来るのか。左巻きの共通した訳の分からぬ論理だが、左の大親分はひと味違うね。日本大使館に投石しているにもかかわらず、大使館をガードしているように武装警官を並べているだけ、投石している人を制圧しようともしない。全く異常だ。これで責任が無いという・・
今朝の産経には、日本大使館に入ろうとする日本人記者団を、警官が「ここは誰の土地だと思っている、中国だ。」とか何とか暴言を吐いて、入館を阻止されたという記事が載っていた。
外国大使館を警備する警官にもかかわらず、教育水準が著しく低いようだ。一言言わせてもらうと、「日本大使館の敷地は日本領土なんですけど。」
話が脱線したが、中共政府が公式に日本の常任理事国入りを反対できない立場にあるため、官製デモを野放しにし、尖閣列島、教科書問題をごちゃ混ぜにした上、民衆を煽って日本に圧力を掛けているというのが、ことの真相ではないだろうか。
どうでもいいが、やること姑息だね。
それに日本製品の不買運動をしてもいいけど、不便を強いられ、雇用を確保出来なくなって困るのは圧倒的に中国国民だと思うが、そのことわかっているのだろうか・・・。
低民度国家
9日北京で10,000人規模の反日デモ・暴動があった。
石や水入りのペットボトル、ゴミを投げつけ北京の日本大使館や大使公邸の窓ガラスが割られた。
日本料理店五店は投石でドアや窓、看板などが壊され、うち三店は営業不能に陥った。
サウジアラビア大使館公用車の日産
国連除名処分
国連加盟国が国連から除名処分にされることってないんですかね?
・外国人を拉致する国家
・外国の領土を不法占領する国家
・外国の大使館や大使公邸の安全を保証できない国家
・居住している外国人の安全を保証できない国家
・居住している外国人に危害を加えながら
だったら楓の木になりたい
よくご法度な話題ってあるじゃない? 「宗教・政治・情勢・年齢・出身地・性別」あとは「野球」の話題もご法度っていう所もあるしね。 でもね、どうも納得が行かなくて、ココんちに書いてみたいことがあるの。 「中国の反日デモ」 中国人「お前は何人だ?」 日本
「反日」拡大、広東省で3万人デモ…邦人殴られる
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050410it12.htm 中国広東省広州市と深セン市で10日、日本の国連安保理常任理事国入りなどに反対する市民が日本総領事館前などで反日デモを行った。(センは土へんに「川」) 参加者は両市で計3万人に達したと見られる。9日に..
「中国の暴動」を考えるヒント
■チャイナという場所で、もっとも臆病なのは「最高権力者」です。「易姓革命」の歴史を有り難がる人々ですから、前政権を打ち倒した革命政権の「初代」は神にも近い人物として記録されます。ということは、王朝最後の皇帝はボロクソに書きたてられるということです。自らを「漢民族」と呼ぶ人達は、血統や人種とは無関係に、漢王朝が残した文化的遺産の末流にぶら下ってアイデンティティとしています。司馬遷が『史記』を書いてから、悪逆非道の限りを尽くす悪い王様を殺害して民を救う英雄が「革命」を起こして新王朝を立てるという構図は、後に儒教が待ち望む「天子」と皇帝が重なってしまいます。「革命」というのは西欧のレヴォルーション(支配関係の上下逆転)とはまったく違う歴史的事件です。
「革命」が起これば、未曾有の大混乱の中で全政権に関係した一族郎党が皆殺しになるばかりか、支配階層の民族自体がそっくり入れ替わる事も起きました。ですから、北方民族の騎馬民族や森林の狩猟民族が皇帝となれたのだから、日本の豊臣秀吉も皇帝の候補者になっても不当ではないことになります。まして、女真族の故地に満洲帝国が建国された時に、チャイナの地に不平不満の声など上がるはずは無く、清帝国の支配地域のほぼ全域を、漁夫の利で継承するのに成功した中華人民共和国の時代になって、「日本の侵略」が問題とされるようになったのです。
■新政権の正統性を強調する目的で前政権の悪行を詳細に記録するのが習慣となっているので、天意・天命を一身に担った新皇帝は、完全無欠の「聖人」として歴史に登場しなければなりません。そして、暴動はさまざまな原因で発生しますが、革命政権の正統性だけは不変でしたから、極端な「勝てば官軍」だけが正義を保証することになります。建国のイデオロギーが儒教であろうと、マルクス主義であろうと、無謬の聖人として皇帝は即位し、前政権が積み上げた公私に亘る「借金」を棒引きにしてくれますから、民は新しい政権の下に喜んで収まります。共産党政権が断行した農地の解放と分配は、大昔から「聖人」が行なうべき政策でした。文字を知らない人々にも知られる伝説を実現して人気を得てから、新政権は独自の政治を実施するのも繰り返された事です。共産党政権は、スターリンの真似をして強制的に農村の集団化を進めて大失敗しましたが、現政権が最期を迎えない限り、これを責め立てる声は上がりません。
■前政権を非難しながらも、実際には、秦の始皇帝が残した国家・社会インフラをそっくり受け継いだ漢王朝以来、前政権に悪口雑言を投げ付けながら、秦の万里の長城・隋の大運河・唐の西域支配・元の通商網・清の北方領土、これらが次々と継承されてチャイナは膨らみ続けたのです。チャイナに国境など存在しないのですから、折角、海に出張ってみたら石油や天然ガスが発見されたのですから、日本がごちゃごちゃ言うのは、実に不愉快なのです。ロシアなみに凶暴な態度で臨まないと、「国境」の話し合いなどする相手ではありません。バチカンは、先日亡くなったヨハネ・パウロ二世の時代になって初めて「十字軍」の所業を謝りましたが、チャイナにそんな時代がやって来ることは絶対に有りません。この点は、アメリカ合衆国とよく似た体質と言えます。そんな大国に東西から挟まれているのに、日本は「国境」に鈍感過ぎます。
■チャイナの新政権は「万歳、万歳、万万歳!」と叫ぶ人々に迎えられて永遠の繁栄を夢見ますが、絶頂期を越えると王朝に対する怨嗟の声に包まれて、ゴミのように捨てられる運命に有ります。二千五百年間続いて来たこの歴史的伝統は変わりません。それを骨身に沁(し)みて知っているのがチャイナの権力者です。常に過剰な人口と痩せた耕地に加えて、北方からの略奪に苦しみ続けたチャイナは、「中華思想」でしか統一は保てない場所です。世界の中心に位置する世界第一の文明を持つ「民族」としての自覚だけが、皇帝の地位を保証してくれます。その文明の新しい名前が「マルクス・レーニン・毛沢東主義」であった時代は、数千万人の餓死者が出ても権力は何とか持ち堪(こた)えました。しかし、看板だけの「社会主義」の時代となった後は、共産党政権の正当性には大きく動揺し始めるのは当然で、「天命が変った」のではないのか?という疑問が湧いて来るのは時間の問題です。
反体制的な秘密結社とうのが、革命史の陰の主人公ですから、現政権はこうした集団を徹底的に弾圧します。同じ穴のムジナなのですから、遣り口は知り尽くしています。田舎の宗教マニアが他愛も無い健康体操サークルが、現政権に対する不満を吸収して成長するのは許せぬ事態です。教祖が海外に逃れて活動を続けるならば、それはハワイと日本で革命の旗を上げた孫文の再来となる危険性が生まれます。チャイナの「革命」は、成功すれば壮大な歴史として記録されますが、有名無名の暴動と「革命」との間に、本質的な違いは有りません。肉体的な空腹や精神的な不満が爆発して暴動が起こり、偶然にリーダーが出現して世間受けする「大義名分」を思い付けば、暴徒が革命軍に変身するのです。暴動の理由など、何でも良いのです。成功したら、後の歴史家がきっと上手く書いてくれます。
■こうした歴史的な構図を前提としますと、万里の長城をうっかり越えて南下して目的も無くうろうろしていた大日本帝国陸軍は、革命で倒された前政権の立場に置かれているのが分かるでしょう。ですから、現政権も国民が「反日」運動をするのは基本的に大歓迎です。前政権への悪口雑言は、現政権への賛美・礼賛と同価値だからです。日本から潤沢な援助資金が入っている時には、「反米」でも構いませんが、どうも米国好きのチャイナの本音が有るせいか、1999年のユーゴスラビア誤爆事件直後の官製暴動も短期間で終息しました。しかし、文字も箸も服も盗んでいった日本などにナメラレテ堪るか!という気分は容易に共有されます。以上の要点を再確認してから、以下の記事を読んでみると、北京政府が権力中枢の「中南海」で息を潜めて怯えている様子が想像できるのではないでしょうか?
中国・北京市で9日、日本の国連安保理常任理事国入りに反対するデモが暴徒化した。日本大使館や大使公邸に投石し、日本製の自動車をひっくり返して騒いだ。市内の日本料理店や日系企業のあるオフィスビルも襲われ、ガラスを割られる被害が出た。
10日には広州で反日デモ隊が日本総領事館のあるホテルに投石した。反日運動活動家は5月4日の五四運動記念日に向けて、さらに行動を呼びかけている。
日本政府の抗議に対して、中国政府は遺憾の意を表している。だが盾を持った機動隊を配置しておきながら、暴徒化したデモ隊を排除せず、外国公館への投石をやるにまかせていたことは、明らかに警備の不手際である。
昨年夏のサッカー・アジア杯で暴徒が日本公使の乗った車を襲った時も、警備が不十分で車が壊された。共産党要人の住む中南海地区ならこんな警備はしない。
中国は、軍隊でデモ隊を鎮圧し世界から非難された1989年の天安門事件を反省して、ガス銃や盾を持った機動隊を創設した。だが、大使館前の機動隊は盾を構えるだけで動かなかった。デモ隊からみれば、警備当局が投石までは許容していると判断するだろう。これではいつまた投石騒ぎが起きるかわからない。
尖閣諸島領有権運動や日本製品不買運動の活動家があおった反日デモが、なぜ暴徒化したのか。大学地区の中関村での反日集会では学生主体の若者たち約2000人だった。ところがデモ行進が始まると、地方から出稼ぎに来ている男女の労働者が加わり約1万人に人数が増えた。群衆はデモ指揮者の指示を無視して、日本大使館に向かい投石した。
天安門事件が胡耀邦元総書記を追悼するデモから始まり、みるみる人が増え、最後は共産党の一党独裁に反対する大規模な民主化運動になったのと、一脈通じる。中国での経済活動に特有のリスクをチャイナ・リスクという。中国で民衆のデモが容易に暴徒化するというのもチャイナ・リスクのひとつだろう。今回の反日デモには、日本製品不買運動団体が加わっている。攻撃の対象は、「中国政府が批判する日本の歴史教科書を支持している」と彼らに名指しされた日本企業だ。毎日新聞 4月10日
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