鉄の神経お許しを 他全短編


重いSFではなく、サラッと読める冒険活劇。
キャプテン・フューチャーに出会ったのは、
幼い頃に見たNHKのアニメだった。
放映されていたのは1978~79年。
そうか、そんなに時間が経っていたのか。


そんな思いで手に取ったこの本だったが、
7編の短編と、17編のサイドストーリー、
600頁のボリュームもあっという間に
読み込んでしまえる充実した内容の1冊だ。
ごく単純な宇宙冒険活劇と言ってしまえば
それまでだけど、そんなワクワクドキドキが
楽しかった子供の頃に暫し引き戻してくれる。
脳だけになったサイモン博士が体を取り戻し、
そしてまた脳だけの体に戻ることを選んだ時、
「生身の人間の苦悩にはとても耐えられん!」
と彼は言う。 その苦悩こそが人なのだ。