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【書評】派遣のリアル-300万人の悲鳴が聞こえる

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派遣という仕事で生きる人々の姿を、
丁寧に調べた数字とインタビューで
生き生きと描き出している。


「派遣」と一括りにされて語られがちだが、
その中でも天と地ほどの差があり、
先進諸外国での実例も交えながら、
日本の派遣事情を紐解いていく。
水は低きに流れるもの。
何も知らず、知ろうとせず、ただ流されていては
下流へと漂うだけになってしまう。
正社員よりも、より荒く、激しい流れに
身を置く派遣という生き方。
自らを守る鎧と武器を探す人に、
この本はきっと手助けになるだろう。

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