先日ポチった中華スマホHOMTOM HT10だが、しばらく使ってみて改めて記事を再アップ。
このHomtom HT10、値段に見合わぬ最強コスパのびっくりスマホではあるのだが、使ってみると気になる点も見えてくる。 良いところも悪いところもひっくるめて、改めてレビューしてみる。
全世界の4Gネットワークに幅広く対応・・・だが
日本独自のプラスエリアには対応していないものの、対応バンドは基本の周波数は幅広く押さえられている。
だが、いかんせん感度が悪い。 手元にあったプラスエリア化していないMi Maxと比較しても、ちょっとしたことですぐにアンテナ本数が減ってくる。 総じて1~2本はMi Maxよりも低め。
カメラがソニー製の2100万画素+800万画素・・・だが
光学手ぶれ補正などは無いものの、メイン2100万画素、自撮り800万画素のソニー製カメラモジュールが使われている。
だが、余計なことに日本のSIMを挿すと爆音のシャッター音が消せない。 何ソレふざけんな。
フラッシュはシングルLEDで白っぽくなるし、オートフォーカスも遅く、撮影後の書き込み処理も遅いということで、写真に期待していたのに話にならない。 これ今回の最大の残念ポイント。
SoCは10コア、GPUもハイエンド・・・確かに快適
処理速度は速い。 いろいろなアプリを使ったけど、ストレス無く使うことができた。 アプリ自体の起動も速く、これはかなり快適。
ただ、処理性能を求めるようなゲーム等をしていないので、この恩恵にあずかるシーンはほとんど無かった。
外観とか使い勝手も
画面はシャープ製5.5インチフルHD(1920×1080)2.5DのIPS液晶で、最初からフィルムが貼ってある。 サードパーティ製のフィルムがほぼ無いので、これはありがたい配慮。
大きさは大人の男性だと手にすっぽり入る大きさで、カメラ部が少し出っ張っている。 フレームは金属製だけど、裏蓋がモロにプラスチックなのでチープさは拭えない。
他の規格も最新・・・でもない
WiFiは5GHzに非対応。 Bluetoothはペアリングもスムーズ。
SDカードを内蔵メモリとして使うことができる機能はオッ!と思ったけど、暗号化されてしまうので他の端末で読み書きはできなくなってしまう。 メモリ不足を解消したいなら有用だけど、端末を変えたときのデータ移行とか考えるとやめた方が良いだろう。 だって、写真や音楽データを引っ越しするのって大変だぜ。
指紋の先を行く虹彩認証・・・カッコイイけど難点も
1秒未満で反応し、眼鏡や暗闇でもしっかり機能している。 ただし、歩きながら解除しようとするとカメラの画像が揺れてしまい、立ち止まらないと解除できないのがチョイと不便。
おまけに、会社メールに接続するためにはセキュリティソフトの制限で虹彩認証が無効になってしまうという・・・。 これは端末のせいではないのだけれど、面白かったのに残念だな。
その他で気になる点は
なぜか定期的に再起動するのだが、これはこちらでインストールしたアプリとの相性的なものがあるかもしれない。 だけど、前の端末ではそんなこと無かったんだけどな。
他にも、画面ロックした後にゴチャゴチャいじると、高い確率で再起動しちゃう。
最大の問題・・・なんで新品なのにroot化されてるって表示されるのか
1回だけファームのアップデートが降ってきたんだけど、その後にワイヤレスアップデートをしようとすると、下記のメッセージが表示されてアップデートは無いって言われる。 アップデートしたばかりなのでアップデートが無いのは当たり前だとは思うのだが、このメッセージは頂けない。
おまけに、ポケモンGoもroot化されてるって言ってくる有様。 ただし、このメッセージは次のポケモンGoのアップデートから表示されなくなったので、誤検出なのかどうかはわからない。
Gearbestのサポートはとても丁寧で親切なんだけど、こういうメッセージが表示される端末なのに、オリジナルで手を加えていないって言い切るのはいかがなものか。 ショップでカスタムROMを焼くことがあるって話は聞くけれども、どうなんだろうね、コレ。
結局、返品することに
と言うことで、少々端末に不信感を持ってしまったので返品することにした。 海外通販は数限りなくやってきたけど、海外発送って数えるしかやってないからドキドキする(笑
でも、郵便局に行って、EMSって国際宅配便的な伝票と税関用の書類をもらって、サポートから届いた送り状を同封し、宛先、自分の住所、中身の情報を英語で書き、もう1回郵便局に行って重さを量って送るだけ。
後は送り状にある追跡番号をサポートに伝えて、無事に届くことを祈るのみ。
送った端末は中国には到着したようなので、後は無事に払い戻しになるのを待つだけか。
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