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【書評】まだ人間じゃない

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表題の短編を含む、それぞれ毛色の違った8つ物語。


・フヌールとの戦い
・最後の支配者
・干渉する者
・運のないゲーム
・CM地獄
・かけがえのない人造物
・小さな町
・まだ人間じゃない
どれもこれも、ハッピーエンドな話じゃないけど、
表題の「まだ人間じゃない」は心が暗くなる。
テーマは妊娠中絶で、中絶をどの時点で正当化するか、
それを「生後堕胎」という極端な話で問いかける。
父親となった今、また、世の虐待等に心を痛める今、
このテーマはより重く心にのしかかってくる。
ただし、この本の中でもっとも救いようの無いのが、
「CM地獄」か。 本人も本書でそう言ってるが。
夢も希望もなく、苦しみの終末を迎える・・・。
調子の良いときに、もう一度読んでみたい、
そう思わせる一冊だった。 沈んでる時は不可!

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