スマートウォッチ探訪その1で、中華スマートウォッチZeblaze THORで大失敗した話は既報の通り。
でも、通知機能がすこぶる便利だったので、前回の経験を元に導いた俺流スマートウォッチ3箇条を満たす製品を探す事にした。
スマートウォッチ3箇条とはコレだ。
- 通知はしっかり(電話なら相手、LINEやメールならタイトルや本文も見たい)
- 時計表示は常に見たい
- バッテリがなるべく長持ち
これらの条件を満たす、本当に使いやすいスマートウォッチを探す旅を記事にしていこうという目論見だったのに、早くも第2回目の今回で最終回を迎えそうな雰囲気が(笑
あれこれ探して、行き着いたのはPebble。 Fitbitに買収されちゃったらしいけど、製品の出来映えとしては文句の付けようが無い。 価格も1万円前後なのに、素晴らしい使い勝手で震える。
あぁ、コレ最高だ。
モデルはカラー表示だったり、本体の材質とか、いくつか種類があるようだけど、その中でも脈拍までとってくれる最新のPebble2+HRに決定。 eインクなので炎天下でも見やすい(白黒だけど)ってのも評価ポイント。
カラーが数種類あるけど、赤/黒のモデルをチョイス。 黒/黒だとAmazonで1万円以下で変える。
届いた箱はカラーリングに合わせて赤色。 なんかワクワクしてくるね。
開けると日本語でも「こんにちは」の表記が。 おお日本語対応!!
とか思ったら日本語はパッケージと注意事項だけで、本体は日本語非対応ってどんなギャグなんだよ、それ(笑
そのままでは日本語が使えないけど、有志の方が日本語化パックを公開してくださっているので助かる。
- 韓国のCryingnekoさんが公開してくれたもの
- 日本のあおしまさんが公開してくれたもの
外国の方が日本語化パックを公開してくれるとか、ありがたい話だな。 カムサハムニダ。
この日本語化パックはAndroid端末から適用するんだけど、まずはスマートウォッチ本体が起動していないと接続できないので、本体から確認していこう。
蓋を開けると本体、ベルト、専用充電ケーブル。
蓋の裏側は取説。 使用上の注意事項として別紙があって、それには文字が細かく書いてあるけど、取説は図解中心。 ベルトの付け方と充電端子の付け方は図解のみ。
蓋を開くと、さらに電源の入れ方やボタンの意味が多言語で書いてあるので、最低限の使い方はわかる。 ここもちゃんと日本語が書いてあるのに・・・なぜ本体が日本語対応でないのか本当に不思議でならない。
充電は専用のケーブルを使う。 本体が防水構造なので、マグネット式の充電端子になっている。ケーブルだとそのうち断線することもあるので、できれば変換コネクタ型だったら良かったのになぁ。
本体には時計の盤面のデザインの保護フィルムが貼られている。
保護フィルムを剥がして、さっそく起動させてみた。
製品としてはAndoroidにもiOSにも対応しているんだけど、俺はAndoroidなのでPlayストアでPebbleアプリをインストールし、本体の電源を入れてペアリングさせるとアップデートが始まる。
これで日本語化パックもインストールできるようになる。 漢字の種類によっては表示が□になっちゃうけど、ほぼ問題無く使用できてるね。 メニュー表示とかは英語のままだけど、簡単な単語だから大丈夫でしょ。
もう一つ、Android Wearもインストールすることを忘れない。 これをインストールすることで、通知だけでなく、その次の動作・・・返信とか、アーカイブ等をさせることができる。
Pebble2+HRは加速度センサと心拍センサだけで、GPSや高度計は内蔵していないから、スマホのリモコンのような使い方が主になる。 英語圏の人ならマイクで音声入力もできるけど、これは日本語非対応。
で、1ヶ月くらい使ってみた感想としては・・・。
マジで素晴らしい!!
付けている事を忘れるくらい軽い装着感。 ペアリングも再接続もスムーズ、通知も確実、そして画面表示が炎天下でも抜群に見やすい。 カラーである必要性なんて、白黒の見やすさに比べたら全くない。 白黒で充分と言うか、白黒が良い。
充電は1週間とまではいかないまでも、5日間くらいは余裕で保つ。 軽さとバッテリ寿命の長さのお陰で、体の一部かよ!ってくらいもうずーっと装着している。
ずーっと装着しているから、内蔵の加速度センサで歩数や睡眠時間を全て測定できるし、記録した情報はPebbleアプリだけでなく、GoogleFitにも連携することができるので、RuntasticもFitに連携しちゃえば全ての運動を一元管理することだってできてしまう。
何よりも、スマホ側アプリの出来映えが素晴らしい。 通知も確実だし、いくつか定型文を登録しておけば、数回のボタン操作で確認~返信までできちゃう。 「了解です」とかLINEで使いまくり。 すげぇ便利。 俺の求めていたスマートウォッチってコレだよ、コレ。
Watchiface(盤面)の種類も多いし、Runtasticを起動させると自動的に専用Pebbleアプリが起動して、スマホをポーチに入れたまま一時停止&再開ができたり、手元で走った距離や時間、ペースや心拍数が分かったりと、これだけでも相当に便利。
Runtasticは標準で対応しているけど、Endomondoアプリもあるからご安心あれ。 また、あくまでもスマホのリモコン的な使い方なので、これ単体で距離とかを記録してくれる訳ではなく、スマホがBluetoothの圏内にないと使えないことを忘れちゃいけない。
プールでも使えないかと思って調べたら、25mなり50mってプールの長さ指定して、折返しの回数で距離を測定するアプリもあるようだ。
ただ、大多数のプールでは腕時計禁止だろうから、海パンの中にでも突っ込んでおいた方が良いだろうね。 説明するのも面倒だしさ。
それにしても、本当に良い製品に出会えた。 大事なことなのでもう一度言う。
おいPebble、お前さん最高だよ。
黒/赤はビジネスシーンだと軽い印象だから、本体が金属のPebble Time Steelを買うか悩むところ。
金属筐体のPebble Time Steelはカラー表示で、バッテリ寿命がさらに長く、1週間くらい保つとのこと。 ベルトが汎用品も使えるってのも有り難いね。
今のPebble2+HRがぶっ壊れたら相当に困るだろうから、今のうちにもう1個くらい買っておこうかと本気で悩むレベル。
まじでオススメ。
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