打ち合わせで溜池山王に来たので、お昼はかき揚げが旨いという天茂にやってきた。
控え目な看板でちょっと分かりにくいけど、郵便局の真ん前のビルの2階にある。 オープンは11:30からだ。
少し早かったので店の前で待つ。 店は雑居ビルの2階で、11時過ぎに到着したら待ち行列なし。 階段で上がってもすぐだし、エレベータもある。
子供は立ち入り禁止だと。 ママ軍団はご注意ください。
腹減ったな。 その実力や如何に。 雨だからなのか、いつもなのか分からないが、10分ほど前から列が並び始める。 年齢層は高め。 ってか、かなり高め。
時間がくると暖簾が出て、先頭からカウンターに詰めて座っていく。 カウンターからは板場がよく見えて、期待値もどんどん高まるね!
ただ、こういう古めの店でありがちなんだけど、俺の体格だと狭くて落ち着いて食べることができないんだよな。 隣の人とくっつくのを気にしながらとか、本当に嫌だ。 カウンターは好きだけど、そこは大幅なマイナス点。
着席したら、かき揚げ丼1,300円と、赤だし100円を注文。
板場は女性2名体制、ご飯や赤出汁を盛る人、粉を混ぜて揚げる女性の職人さん。
出来上がる様子を目の前で眺めていると、料理はエンターテインメントだとつくづく思う。 粉を混ぜ、水で溶き、具を絡め、絶妙のタイミングで揚げたらタレをくぐらせ、ご飯に載せる。
すぐそこで仕上がっていく様を焦らされる思いで眺め、そしてそっと目の前に供される丼。
アツアツのかき揚げの香ばしさ、少し甘めのタレ、食べ進むうちにフワッと香る柚子。 揚げたてのサクサクした歯触りには欠けるけど、 重さやしつこさを感じることなく、どんどん箸が進んでいく。
うん、旨い。
個人的な好みで言えば、金子半之助の甘辛い濃いめの男らしい味付けが好きだけど、天茂のまろやかな甘さも流石の落ち着いた旨さ。
この味付けの違いが、年齢層の違いに現れているのかな。
ボリュームもしっかりあって大満足だったが、おじいちゃん達は食べきれるのだろうか(笑
また近所に来たら寄ってみよう。
ごちそうさまでした!
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