切れない包丁を研ぐためにシャープナーを探してみる

切れない包丁は危ない、これはよく聞く話だ。

これは、切れない包丁だと切るためにゴリゴリ押したり引いたりするし、切りづらくて手を切っちゃう可能性が高くなるから危ないのだ。

でも。

もっと危ないことがある。

それは・・・

切れない包丁だと料理が面倒になってしまう、ので危ないのだ。

料理が面倒になると何が危ないのか?

料理が面倒→貧相な食卓→夫婦不和→家庭崩壊だったり、料理が面倒→外食増加→家計圧迫→破産とか、料理が面倒→食育不足→ネグレクト→子供の非行、なんてことになりかねず、これは人生における一大事と考えるべき重大なできごとじゃないか。

だ・か・ら・包丁はちゃんと研ごう。

まず、砥石とシャープナーは仕上がりがなぜ違うのか?ってことを理解しないと先に進めない。 刃物の専門メーカ「藤次郎」のWebにはこう書かれている。

シャープナーは砥石の代わりにはならない
~中略~
シャープナーの本質は刃先を研ぐことではなく、刃先を荒らすことにより一時的に食材への食いつきをよくするもの
~中略~
シャープナーでの研ぎのみに頼っていると、刃先の強度が極端に落ち、刃割れや刃欠けの原因になる場合もあります。
~中略~
回転式砥石のシャープナーや電動式のシャープナー、水砥式のシャープナーでも基本は同じ

ただ、やったことの無い人には砥石で研ぐというのもハードルが高いだろうから、まずはシャープナーを用意するところから入門してみると良いだろう。 もっと良い切れ味を求めて、いつかは砥石を買っちゃうかもしれないよ。

さて、刃物が切れるのは、薄く鋭い刃に見えないくらいのノコギリ状のギザギザがあるからだ。 砥石は刃物を砥石に直角に当てて研ぐので、刃が縦に削られてノコギリ状の刃になる。 ところが、普通のシャープナー(交差式)では刃に沿って手前に引いて研ぐので、ノコギリ状にはならずにただ薄いだけの刃が出来上がる。 ロール式のシャープナーは、ノコギリ状の荒い刃に仕上がるので良く切れるようになった感はある。

砥石 ロールシャープナー 京セラ

どちらにしても、一つの砥石で荒砥から仕上げまでできる訳がないので、荒い仕上がりになってしまうのは致し方ないところ。

最近では荒研ぎ~中研ぎ~仕上げ研ぎで3種類を使い分ける製品があるので、それを使えばだいぶ仕上がりも違ってくる。 例えば、カミソリで有名な貝印だと、交差式とロール式を組み合わせたシャープナーの評価がとても高い

ダイヤモンド砥石、セラミック砥石、交差式とロール式を組み合わせて、手軽なのに今までとは段違いの研ぎをみせてくれる。 貝印の製品では、片刃用のシャープナーもあるので、出刃とか持っている人には嬉しい製品だ。

最近では、普通の砥石のように水で濡らすタイプも出てきた。 貝印の製品は砥石の交換が出来ないが、片岡製作所のウォーターシャープナー3 Brietoだと替え砥石も売られている。

両者の性能はほぼ互角。 比較記事を見ても、それぞれ長所、短所があるね。 どちらも家庭で手軽に包丁を手入れするには申し分ないので、どちらか一つは持っておきたいところ。

ちなみに、オレは貝印の製品を持っている。 砥石の形状や種類を研ぎの段階に応じて変えてあるので、そこには適材適所な工夫があったのだろうし、そこまで研究しているという証左でもあろうと判断して購入した次第。

双方を使い比べてはいないけど、切れなかった包丁が本当に切れるようになる。 生の鶏肉とか、今まで皮と身が分離しそうなくらいゴリゴリ押したり引いたりしていたのに、スーッと刃が入っていく気持ちよさ。

我が家では砥石も使って研いでいるけど、1分かからずここまで切れるようになるのなら、料理の前にチャッチャッと研いであげるには最適な製品じゃないだろうかね。

All original content on these pages is fingerprinted and certified by Digiprove