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それでも俺はワーホリは選ばないし選ばせない

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今現在ワーホリをしているこの人の記事を読んで、それでもオレは自分でワーホリを選ばないだろうし、子供が選ぼうとしたら反対するなぁと思ったのでメモ。

客観的に見て、ワーホリより世界一周の方がヌルい

あしたはもっと遠くへいこう

まぁ、「釣り記事に見事に釣られてどーすんだよ」という話ではあるんですが。

 

海外で独りで生きていくというのは、旅行であれ生活であれ大変なことだし、トラブルにだって遭遇するわな。

ワーホリがバックパッカーに比べて差別されているかどうかは知らないけれど、どちらにせよ社会に出てしまえばドングリの背比べである訳で、こうした比較は東京に対する大阪の対抗意識みたいな感覚なのかもしれないと思ってみたり。

 

さて、本題。

1年間という期間を、ワーホリやバックパッカー、語学留学等の何で過ごすか悩んでいたときに、何人もの人と話をして、資料を読み漁った結果として、半年くらい日本で働いてから残りの半年でバックパッカーをする道を選んだ。

 

当時考えた理由はこう。

  • 今しか行けないような場所で今しか出来ない経験をしたい
  • ワーホリでは貴重な時間を特定の場所に固定されてしまう
  • 英語ができないのに英語力を要求される仕事に就けないだろう
  • ワーホリで稼ぐより日本で稼いだ方が時間単価が高いから効率よく稼げる

 

バイトはガードマンをやって、真っ黒に日焼けした。

まず上海から入ってシルクロードを辿ろうとしたけど、カシュガルで引き返してチベット経由でネパールへ。 その後2週間ほど一時帰国して、イスタンブールからテヘランに直行して、イランとトルコをぐるっと回って帰ってきて、合計6ヶ月という旅程。

 

旅は楽しかったけど、場所によっては治安はそれなりに宜しくないので、いつどこで殺されるかもしれないって思いながら歩く、パッカーならではの気苦労もあるんだわ。

 

例えば、行く先々で接する人々にも心の奥底では警戒心を持ち、別れてから初めて「ああ、好い人だったなぁ」って思うとか、日記は1週間くらいずつエアメールで日本に送って足取りを掴めるようにしたりとか。

もちろん、人の家に泊めてもらったり、バイクに乗って景勝地に行ってみたり、怪しげな事や人とも絡みつつ、それなりに活動はするけど、危険地帯の情報を仕入れたら踏み込まない。 それはもう冒険じゃ無くて、無謀とか馬鹿と呼ぶのね。

そこまで用心していても、危ういところで命の危機から逃れたりなんて目にも遭ったりするので、こんな記事を読むとドキドキして怖くなってしまう。

日本人バックパッカーに多い「Googleボケ」

ハフィントンポスト

いやー こんな感覚で世界を歩くなんて、オラ臆病者だからムリムリムリ。

ゴルゴ13だって、こう言ってる。

おれが、うさぎのように臆病だからだ。

だが、臆病のせいでこうして生きている。

虎のような男は、その勇猛さのおかげで、早死にすることになりかねない。

強すぎるのは、弱すぎるのと同様に自分の命をちぢめるものだ。

みんな気をつけようよ!

警戒心は大事だよ!

命は大切に!

 

少し話が逸れちゃったけど結論。

 

オレはワーホリをやったことが無いので評価できないけど、自分の体験や周囲の評価を聞くに、パッカーはやって良かったと断言できる。

 

そして、息子達が海外に飛び出したいなら、こうアドバイスしたい。

  • 世界をその目で見たいならパッカーになって秘境巡りにでも行ってこい
  • 海外で自活したいなら本気で勉強して留学して就職までつなげろ

 

幅を広げるか、深みを増すか。

 

どちらにしても、ワーホリをしろというアドバイスは考えられない。 ワーホリで人生が花開く人は上記のどちらでも成功すると思うし、偶然を除けばワーホリで無ければ成功できなかったとは思えないし、幅や深みで勝る上記の方がむしろ成功の確率が高まるんじゃないのか、とも思う。

 

この中途半端さに加えて、さらに中途半端な気持ちで行ってしまう人がいることが、ワーホリ差別と言うか、評価の低さの理由なんじゃないだろうか。

 

だがしかし、我が家の息子達が大きくなる頃には世界はもっと小さくなっているはずなので、日本人が世界中で活躍できるようになる道が増えることは本当に良いことだと思う。

と言うことで、ブログ著者にはぜひ素晴らしい成功体験を書けるようになってもらえると嬉しい限り。

大変だろうけど、頑張ってください。

 

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